毎年恒例の小学校デイキャンプへGO!

Hisane

2009年10月04日 00:01

娘が今年小学校に入学したと同時に、小学校のお父さんが中心になって結成された「お父さんの会」に参加しました。「子どもたちのために何かやりたいお父さんのための総合学習」という目的と、小学校や子供とだけでは無く、地域とのつながりを大切にするお父さん達の思いに共感したというのがきっかけです。

そのお父さんの会の年中行事で最大のイベントが「デイキャンプ」です。 私は当然ながら初参加だったわけですが、毎年やっているのは単なるデイキャンプという事だけではなく、校庭全体にテントを100近く設営して一晩過ごすという想像を超えた大イベントです。
ところが今年は新型インフルエンザの心配もあり、相談の結果テント泊は無しという事になりました。残念ですが、私は英断だと思いました。

そうなると例年とは色々な面で考え直す必要がありますが、お仕事が忙しい中お父さん達は毎日遅くまで奮闘し、休みの日には話し合いを重ねて、この日を向かえました。私はキャンプファイヤー担当のメンバーに加えていただきましたが、皆さんの強い思いとパワーには本当に感動しました。

さて当日ですが、午前中は雨、午後から徐々に回復という中途半端な天気。デイキャンプは午後からでしたが、校庭は雨でぬれてます。
校庭のコンディションを見ながら、臨機応変に教室でクイズ大会をしながら雨をやり過ごしました。
参加者は子供、大人、先生その他を含めて総勢600人を超える大盛況ぶりで、その数に圧倒されました。 インフルエンザ対策として、狭い場所に大勢集めないなどの対策をしながら、全体的には以下の流れで進みます。

 ①ごはん班、カレー班、餃子班に分かれて、それぞれ準備
 ②かまどを校庭に設営して、調理して美味しくいただく
 ③校舎内で肝試し大会
 ④キャンプファイヤーでしんみり

ごはん班はかまど作りから開始です。

 ご覧のような手作りかまどを設営します。
とても大勢でしたので、全体を20グループに分けてます。このかまども20基設営する必要があります。










 子供達に自分でなんでもさせようがモットーですので、お父さんが手順を解説しながら自分達で準備します。












薪をくべて火をつけるという事も、子供には覚えて欲しいですね。 あぶないあぶないと言っていると、子供は方法や危険性を覚える機会を失ってしまいますから。





 
最終的にはこんな良い感じの炭になりました。














 ごはんチームは飯盒に挑戦です。イマドキの子供は飯盒炊飯のチャンスが少ないですので、本当にいい機会だと思います。
お米の計り方、水加減などをお父さんに習います。
このあたりは年配のお父さんやおじいちゃんの本領発揮です







 かまど一つで30人分です。飯盒は3つで挑戦です。













 
上々の出来上がりです。全部で60個近くの飯盒炊飯でしたが、失敗はほとんど無かったようです。
おこげももちろん上手に出来ましたね。







今回のご飯炊きには秘密兵器も登場です。 袋に水とお米をいれて鍋でゆでるだけで美味しいご飯が出来上がる優れものです。
全人数分は飯盒だけでは足りません。飯盒が失敗したときに保険という意味もありますね。
こちらも美味しいお米が炊き上がります。
 

















つづいて餃子班です。 体育館にあつまって、アンを餃子の皮に包みます。
小さい子供でも楽しくできますね。
手の消毒やマスクなどインフルエンザ対策もばっちりです。









 1チームで150個つくります。 すごい数ですね。
みんながんばりました。中国出身ママの餃子作りがすごかったそうです







 大鍋でゆでます。こちらはプロパンガスを使いました。かまどの火では大量の水を温めるのはちょっと大変ですね。
 











つづいてカレー班です。 みんなで材料を切りまくります。
30人分のカレーですので、結構な量になりますね。
みんなよくがんばりました。







かまどに大鍋でドンドン作ります。 鍋の底が良い具合に真黒にすすけて来ましたね。









 こちらもとても美味しそうに出来あがりました。 ローリエとコンソメを入れているそうですので、ひと味違います








こちらが出来上がりです。 キャンプフィールドと同じで、外で食べるととにかく美味しいです。 今回は20グループに分けたので「自分のなべ」という意識が強いようで「うちのが一番美味しい」とあちこちで聞かれました。
このあたりはグループに分けようと決めた料理チームの作戦勝ちですね。







ブルーシートの上で600人が一斉に食べました。ある意味壮観です。









 カレーもあっというまに売り切れです。 飯盒のおこげもふくめて、皆さんのお腹に中に納まりました。 
皆さんの満足度も相当高かったようです。



さてこのあとはお楽しみの「肝試し」です。 朝から一生懸命準備をした肝試しチームが作り出す暗闇は、子供達には大人気です。
おばけやモンスター役に高学年や中学生サポーターも加わってくれて、大盛り上がりです。 あっちこっちで「キャーキャー」という悲鳴が上がります。


スモークマシンまで登場する本格的な仕掛けです。 肝試しチームは「これはお化け屋敷ではなく肝試しです」と言い張る強いこだわりがおありのようで、一度やるとはまる方が多いそうです。 お父さんの中には「肝試しがないと、参加者が半減する」と言い切る方もいるほどです。
こちらもイベントも大成功でした。


 最後はキャンプファイヤーです。来年卒業する6年生にトーチを持ってもらいます。みんなで円を書きながら入場します。








 キャンプファイヤーは良い具合に点火しました。 中秋の名月の日でもありましたので、幻想的な雰囲気になりました。








 キャンプファイヤーの周りでは、歌を歌ったり、ゲームをしたりして、みんな楽しく過ごす事が出来たようです。
火の粉が空へ上がっていく様子が、なんとも良い雰囲気を演出してくれてましたね。





お父さんの会のみなさんの協力な推進力で、何事もなくほぼ時間通りに終了しました。今回は残念ながらテント泊はありませんでした、このデイキャンプ企画に即座に変更して、全員が臨機応変に動いた成果がこの大成功に結びつたのだと思いました。

最後はお父さんの会メンバーで盛大な打ち上げ でしたが、本当に盛り上がりました。それぞれの方の熱い思いが伝わりましたし、私もやっと仲間入りできたという意識を持つ事が出来ました。
来年も楽しみになりますね。テント泊のリベンジもあるかな?
きっと子供達やご家族の方にとって、いい思い出になった事でしょう。 お父さんも大満足でした。


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