コールマン クアッドLEDランタンのデビューは遅すぎ?

Hisane

2010年03月08日 00:14

「コールマン新製品フィールド発表会」でデビューしたアイテムの中で、テントタープ以外でもっとも注目度が高かったのは、間違いなく今日ご紹介するクアッドLEDランタンではないでしょうか? 昨今のLEDランタンの進化は目覚しいものがありますね。やはりなんといっても「LEDは消費電力が低いけど明るい」というメリットを最大限生かせるという意味では、ランタンとLEDの組み合わせはベストマッチです。

Coleman(コールマン) クアッドLEDランタン
ナチュラム価格7938円(税込)
●素材:ABS、他
●本体サイズ:約直径17×H30cm
●重量:約1.7kg
●使用バルブ:LED
●使用電源:単一形乾電池×8本
●連続点灯時間:約75時間、分割時/1.5時間
●明るさ:190ルーメン
●一つのスタンドに4つの脱着式LEDライトを装備した今までにない進化型LEDランタン
●1台として使う場合は、360度四方の大光量ランタン。脱着式のライトにすれば4分割できるのでファミリーやグループでの使用に便利
●アウトドアだけではなく防災用にも最適
●5mmLED24個内蔵

独特の形状と、真っ赤なランタン本体が目を引きますね。それにしてもこのランタンですが、実は結構前(多分去年のはじめから)から目に入ってました。


 一番最初に目にしたのは、以前の記事にも書きましたが、「Coleman Lantern」というiPhoneアプリでした。iPhoneアプリ自体は日本の物ではなかったので、「海外のコールマンでは面白い形のLEDランタンがあるんだなぁ」程度にしか思ってませんでした   


その後、本家のColemanのHPを見ると、既に2009年には「2009 EDITOR'S CHOICE」なんて賞までもらっちゃっているくらいで、恐らく海外では「去年デビューしたモデル」って感じなんだと思います。 本家では紹介ビデオまでありますので、力の入れ方も違いますね。
その意味で「日本でのちょっとデビューが遅すぎ?」と思っちゃったわけです。

それでも日本でデビューするやいなや、注目度はうなぎのぼり?の様ですので、「穴が開くほどモード」で見てみたいと思います。

この頭の部分がもっとも特徴的だと思います。個人的には、この形状も最近話題にしている「パルテノン」的な感じ がするんですけど、皆さんいかがですかね?


お腹の部分も目を引きます!なんといってもLEDランタンだ!というはっきりとした主張がみられますね。なんといっても全部で24個の5mm LEDを備えているのは、このランタンだけですから。。


このランタンを持ってみて一番感じたのが「とにかく重い」という点です。本体だけでも1.7kgもあるのに、これに単1型乾電池を8本も入れますので、とてつもない重さです。 天井からつるしても大丈夫かな?と思うほどでした。当たり前ですが、特にこのお尻の部分が重いです。


上部にランタン本体を吊るすためのハンドルが付いています。ちょっと頼りない感じですが。。 ここを持たずに回りのハンドルをもってみてみ、一応は大丈夫でした。



ひっくり返してみました。大きな蓋だなぁという印象です。特別なところは特になし。。。


蓋を開けてみると、思わず「うわぁ~、こんなに沢山電池が。。」という印象です。単1電池8本は、やはり重いですね。 このランタンは、切り離される子供たちは、どうやら充電式みたいですので、これだけ電池が必要なのは仕方なしって感じですかね。。


それでは早速点灯してみましょう。 なんとスイッチがランタンの天辺にありましたが。雨に降られたら大丈夫なの?と思いましたが、ご覧の様に一応スイッチはゴムで覆われているみたいですので大丈夫でしょう。


24個のLEDが一斉に点灯しました。 昼間だったんですが、明るいのは良くわかりました。 最近人気のエクスプローラー・プロ EX-777XPなんかは暖色系のLEDですが、これは真っ白でした。 色は賛否が分かれるところですが、明るさを追求するならこの色がベストではないでしょうか?




このランタンの特徴である、脱着式のLEDランタンの詳細を見てみましょう。
脱着はカンタンです。 上部を持って、親指で黒いボタンを押すだけです。 ちなみに今回は全点灯状態で1個だけ外しましたが、他の3つは点灯したままでした。取る度に一度消えるなんて事はありません。(大事な事ですね。)

一つだけ眺めてみます。 6個のLEDが光ってますが、これだけでも相当明るいです。 想定される利用シーンとしては、こんなですね。

: このランタン、タープの中で使うと本当に明るいねぇ。
: お父さんトイレ~
: 一人で行けるね!
:暗いのはやだぁ~。ランタン貸して!
: じゃあこれをもっていきなさい!


裏返してみます。電池が入りそうな蓋がありますが、そうではありません。恐らくこの部分にワイヤレス電話なんかで使っているような充電出来るバッテリーが入っているんだと思います。 ここにエネループなんかが入るようになると画期的なんですが。。 充電にどれだけかかるかか、データがありませんでした。 きっと消耗品なんだと思いますが、交換にいくらかかるのか、、ちょっとすごい事になりそうで考えたくありませんね


離れた子ランタン側にも独立したON/OFFスイッチがついていますので、好きなときに点けたり消したり事も出来ます。
スイッチはマスタースイッチと同じようにゴムで覆われていますので、水には強いと思います。電極が3つみえます。これはスタンド側から電力をもらうための電極です。ここから充電するわけですね。


スタンド側の電極はこんな感じです。子ランタンが接続されれば、3つの電極がここに触れて充電が開始されるという事ですね。 この状態で電極がむき出しになっているのが、ちょっと心配ですね。何か対策して欲しかったところですね。



4つともスタンドから外してみました。 この状態でスタンドは全く役に立ちません 当日は、こんなふうに取り外している人は何人もいらっしゃいましたね。やっぱりやってみたくなっちゃいますよね


家族で一つずつ持って使うというのもいいですが、他に便利な方法はないでしょうか? スクリーンタープの内側角4箇所にそれぞれぶら下げて、タープ内を四方から照らすというアイデアをおっしゃっていた方がいらっしゃいましたが、「なるほどねぇ~」と関心しました。
幸いそれぞれの子ランタンには引っ掛けやすい取っ手がついてますので、S字フックがあればカンタンにぶら下げられそうですね。 火器ではありませんので、タープにくっついちゃっても何の問題もありません。


スタンドは、やはりむき出しの電極がちょっと心配です。。それにしても、これだけでもやっぱり重いです。何しろ単1乾電池8本を飲み込んでますので。。


目を引くデザインですし、仕組みも面白いんですが、重さが気になりました。長く使うと、きっと充電用のバッテリーもヘタってしまうんだと思いますので、長い目で見てコスト高にならないかなぁ~と心配してしまいます。
ナチュラムさんの価格でも約8000円しちゃいますが、今この値段を出すなら、私はスノピのほおずき を先に買っちゃいますね


「日本でのちょっとデビューが遅すぎ?」と思ったのには、もう一つ理由があります。 それは本家Coleman USで既に発表になっているこれを見つけちゃったからです。

Coleman 4D XPS LED Duo Lantern
Coleman US Price$59.99
●Beam distance: 10 meters for lantern, 8 meters for light panel
Two lanterns in one
●56 hours of runtime for Lantern, 2.5 hours for Light Panel
●1.5 hours per each rechargeable panel when removed from the charging base
●150 lumens for lantern, 60 lumens for light panel
●Wide handle openings accommodate work gloves
●Tough polycarbonate lenses resists damage
●Each lanterns panel has individual on/off switch
●Lantern foldout foot allows individual panels to stand on their own
●Perfect for campsite or power outages when light might be needed in more than one place
Light includes 4 D battery pack
Optional 6V rechargeable battery pack available
●Each lighting panel has individuall on/off switch


Duoという名前からお分かりだとおもいますが、つまりこれって今年コールマンジャパンでデビューしたクワッドLEDランタンの半分サイズって事ですね。 4D Batteryと書かれていますので、単1乾電池も半分の4本で済みます。 スタンドの大きさも2回りぐらい小さいですね。





脱着式のパネル1つのスペックは全く同じみたいです。それから特筆すべきは、はっきりと「 6V充電式バッテリーパックのオプション設定がある」といってますね。 お値段が出てませんが、USでもクワッドLEDランタンには設定の無いオプションです。
本体のお値段は、$59.99です。クワッドLEDランタンが$69.99ですので、日本だと単計算で7560円です。ちょっとお高い感じがしますが、取り回しはこちらの方が数段上だと思います。

このLEDランタンは確かに欲しいなぁと思いますが、買うならDuoかなぁ~

※注意:当ブログに掲載されている価格は、ブログ投稿時の発売前の参考価格です。実際の価格は発売後の製品ページにてご確認ください。




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