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フジカハイペットシリーズのゴトク上のネタはコレが最後。本日は
丸型焼肉グリル編です。
当然ながらフジカハイペットをキャンプフィールドで使いたいわけですが、暖房器具だけで使うつもりは毛頭ございません。 皆さんがなさっているゴトクを乗せたりもち網をのせたりする工夫は、フジカハイペットがもともと料理に利用できる前提で設計されている事を受けての事だと思います。
その中でもキャンプフィールドでの究極の使い方は、やっぱりバーベキューだと思います。 焼肉が焼けるとしたら、こんなにお手軽な火元は無いんじゃないでしょうか?
フジカハイペットで焼肉となると、私が気になる点は「火力」と「油汚れ」ですね。
火力はフジカハイペットに頑張ってもらうしかありませんが、ストーブの火元は直火や炭火とは違いますので、最大火力を得るために上面板やクックカバーは外すことになります。
やっぱり一番心配なのは油汚れです。 網焼きも可能だと思いますが、肉の油が真下にある燃焼筒におちて汚れてしまう事は目に見えています。 鉄板焼きにすればその心配はありませんが、鉄板となると伝熱性も?だし、ちょっと重いかなぁ。。と。 鉄板を買うくらいなら
fan5のフライパンで十分です。
油の飛び散りもちょっと気になるところです。 ゴトク編でコメントい頂いた運さんのお話では、ガード網はどうしても汚れてしますそうなので。。
ちょっと変った新しいアイテムも欲しいところだったので、物色した結果ゲットしたのがこの丸型焼肉グリルです。
フジカハイペットに焼肉グリルを乗せた所を先ご紹介しますが、このアイテムにした最大の理由はズバリ!「カッコイイ」からです
形からはいってしまいましたが、フジカハイペットとの相性やその実力も魅力ですので、じっくりご紹介したいと思います。
まず最初に見つけたのがこの石焼グリルです。 ネット上では何人かの方がこのグリルをフジカハイペットやアルパカにのせて使っていらっしゃいますので、実力はお墨付きといっていいと思います。
プレートに角閃石が使われていますので、韓国風な石焼が楽しめますね。
パール金属 グルメスタッフ 石焼き 焼肉グリル 33cm H-8569
Amazon価格 2,016円(税込)
●直径:33cm
●サイズ:(約)外径335×高さ50mm
●重量:(約)1.4kg
●プレート材質:天然石(角閃石)
●プレート枠:アルミニウム合金(ふっ素樹脂塗膜加工)
●本体材質:鉄(ほうろう)
●フックハンドル材質:鉄(焼付け塗装)
●注意事項:IH調理器使用不可
いつもの私ならこの石焼グリルに飛びついてしまうところですが、冷静に考えてやめました。
理由は2つ。一つは本体の重さです。プレートが石ですので1.4kgの重さがあります。コンパクト化や軽量化を重視すると、この重さはちょっと無視できませんね。
もう一つはオーナーの方が何人かおっしゃっているのですが、こげた油汚れが落ちにくいという事です。
形はいいのに残念だなぁ。。と思っているところに救世主が!!
同じパール金属から、ほとんど同じ形で
ストロングマーブルシリーズになった丸型焼肉グリルが有りました。
パール金属 ストロングマーブル 4層ふっ素ハード加工 丸型焼肉グリル
ナチュラム価格 2,100円(税込)
●直径:33cm
●サイズ:約外径335×高さ45mm
●重量:約675g
●プレート材質:アルミニウム合金(ふっ素加工)
●本体材質:鉄(ほうろう)
●フックハンドル材質:鉄(焼付け塗装)
●ガス火専用
●キズ・汚れに強い
●内面4層コーティング、外面3層コーティング
パッケージで一番協調されているのが「汚れとキズに強い」という点です。 私が気にしていた「汚れ落ち」に関して改善されているようです。加えて
重さも石焼グリルに比べて半分以下の675gです。
ストロングマーブルは、アルミニウム合金に4層フッ素加工されたプレートです。
フッ素加工されいれば、たとえ焦げた油よごれがあっても簡単に落とせそうですね。またキズに強いという事ですので、金属のトングなどで扱っても多少は大丈夫なんじゃないかと思います。
これは
ストロングマーブルシリーズに共通の仕様です。
このグリルはちょっと変った構造になっています。 プレートの油は傾斜によって本体側の受け皿に落ちる仕組みですのおで、余分な油が流れてヘルシーな焼肉になりそうですね。心配されていたストーブへの油落ちも仕組みを見る限りは大丈夫そうです。
また最初の写真をみても分かると思いますが、グリル本体の直径がストーブよりも大きいので、プレートの上で飛び散る油を本体が傘のように受けてくれそうですので、フジカハイペット本体への油の飛び散りを最小限にとどめてくれそうです。
ではグリルを穴が開くほど見てみましょう。中にはいっていたパーツは、本体、プレート、フックハンドルの3つです。
まずはプレートです。 美しささえ感じさせるスタイリッシュなデザインですね。 マーブルと名前が付いているだけあって、まるで黒大理石のような模様になっています。
4層コーティングされていますが、トップコートはツルツルです。 ウロコの様な模様は、余分な油を傾斜をつかって穴に流すためのミゾです。
裏返してみると、ベース素材のアルミニウムが見えます。ここに直接火力が伝わるわけですが、熱伝導率の良いアルミニウムですから、肉が美味しく焼けそうですね
つづいてフックハンドルを見てみましょう。このハンドルはプレートを持ち上げるための物です。付属しているのはグッドですね。
形状としてはまるで栓抜きの様ですがフックが付いています。 フックハンドルのお尻は、実際に栓抜きとして使えますよ
フックハンドルは、プレートの穴にはめ込んで持ち上げるだけでがヒョイと持ち上げられます。
調理後にさて洗おう!という時には本体ごと持ち上げればいいわけですが、実際には本体の受け皿には水がはいっていますので、慎重に持ち上げないと危ないですね。 プレートだけ持ち上げられるのは中々いいんじゃないでしょうか?
ちなみに素材はスチールですので、付けっぱなしにしていると熱くて持てなくなりますのでご注意を!
ちなみにフックハンドルは本体のミゾに入れてもプレートはしっかり閉まりますので、収納はバッチリです。
最後のパーツは本体です。 こちらの素材はほうろう仕上げのスチールです。 錆には強いと思われますが、ほうろうの汚れは中々手ごわいのは良く知られていますが、色が黒いのでまぁ様子見という感じです。
真ん中に穴の開いた大きな灰皿という感じですが、ドーナツ型の受け皿が特徴です。 ここに水を入れておけば、プレートから流れ落ちてくる油がたまりますので、下方には油が落ちないですし煙も少なくなると思います。
仕組みは良く分かったのですが、油は本当に下に流れる事は無いんでしょか? 大切なフジカハイペットが汚れてしまうのだけは是非とも避けたいので、ちょっと実験する事にしました。
ちょっと乱暴かもしれませんが、シェラカップ一杯の水をプレートにザザっとかけてみる事にしました。 実際にはこんなに液体がかかることは無いでしょうから、これを受けきれた場合にはかなり信頼性が高いといえますね。
という事で、遠慮なく一気に水を掛けてしまいました
当然ながらフッ素コートされたプレート状では水が綺麗に弾かれました。 ミゾにそってほとんどの水が穴を通って本体の受け皿に落ちました。果たして全ての水が受け皿に入ったでしょうか。。。
フックハンドルをつかってプレートを慎重に外します。。。
現れた本体の受け皿には、ほぼ満水の水が。。。一応受け皿に水は溜まったようです。 ちなみにシェラカップ一杯の水で大体満水という事も分かりました。
さて、果たして水は下にこぼれてないのか。。。そろそろと新聞紙の上で本体をずらしてみると。。
なんと、水は一滴も新聞紙にはこぼれてませんでした。 これだけの水をこの勢いで掛けたのにこの結果ですから、焼肉の油がしたにこぼれる事はほぼ無いと言えますね。
この結果にはかなり満足です
さて、漏水テストも済んだことですので、フジカハイペットとのフィッティングチェックをして見ます。
まずはフジカハイペットのクックカバーだけ外して、上面板はそのままで載せてみます。 火力は実質的にはクックカバーの穴からのみという事になります。
面白いことに、フジカハイペットの上面板のクボミと、グリル本体のクボミがピッタリはまりました。 乗せてもグリルがずれる事をある程度防げそうですね。
上から覗き込んでみると、本体の穴とクックカバーの穴がほぼ同じ大きさです。 2人はいい感じの出会いをしたのかもしれません
乗せた感じのバランスはピッタリですね。 この使い方が一番いいかも知れませんね。
ちなみに上面板を外した状態で本体を載せると、確かに乗せられるのですがちょっと不安定な感じです。
そこで
ゴトク編でご紹介したゴトクの登場です。 これを使って乗せてみると、安定感は抜群です。
こちらの場合でも、ゴトクのフックが本体のミゾにピッタリはまりますのでずれる事は無さそうですよ。
ゴトクのリングもグリル本体の穴とほぼピッタリ。 火力はそのままプレートで受けられそうですね。
このグリルとゴトクの組み合わせですが、一見相性抜群ですが気になる点が一つだけ。 この状態だと受け皿も当然ながら火力を受けますので水を入れてあっても水がお湯になってしまう可能性が高いです。 しばらくすると空焚き状態になりそうな気もしますので、定期的に水の補給が必要かもしれません。
プレートがどれだけ温まるかはフジカハイペットの火力にもよりますが、問題ないようならゴトク無しの乗せ方が一番良さそうな気がします。 商品説明には「ガス火専用」と書かれている点もちょっと気になるところです。 このあたりは全て実践で証明するしかありませんね。
前回のもち網とあわせて近日中に実験予定ですので、レポお楽しみに!
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