スチベルの蓋がガタガタなので修理しました!

Hisane

2012年10月12日 00:05

我が家のメインクーラーボックスは、信頼性抜群のコールマンスチールベルトクーラーです。
ロゴスの氷点下パックとあわせて使うと、2泊3日のキャンプでも板氷が半分も残るほどの保冷力です。



通称スチベルと呼ばれるこのクーラーボックスは、毎年小改良があったり品番変更があったりしますが、2012年のスチベルはこちらになります。 私が購入したときと比べて特に違った様子はありませんが
Coleman(コールマン) 54QTスチールベルト(R)クーラー
ナチュラム価格25800円(税込
●素材:本体(ステンレス)、ラッチ(開閉)部(スチール)、発砲ウレタン、ポリエチレン
●サイズ:約60×42×高さ41cm
●容量:約51L
●重量:約7.5kg
●仕様:ラッチロック、ドレイン
●2012年品番
●大容量51Lのスチール製クーラー
●2Lペットボトルが縦に入るサイズ。
●厚さ3cmの発砲ウレタン入りトップ&ボディ。

この自慢のスチベルですが、2年ほど使い込んだ所でちょっと困った事が。。
正面のラッチがぐらぐらになってしまい、結果として蓋が上下にガタガタと動いてしまうようになってしまいました。 当然ながら密閉性も失われてしまったので、保冷力もガタ落ちです。
ガタガタの様子を写真でお伝えするのがとても難しいので、今回はガタガタ加減を動画でご紹介します。


蓋を固定するラッチがとにかくガタガタで、必要以上に回転してしまう有様です。
これではピタっと閉めるのは無理ですね。

とりあえずどんな事になっているのか確認するために、ドライバーでラッチを外してみる事にしました。
ラッチはタッピングネジでねじ込んでいるだけなんですね。
ステンレスなのでゆっくり外せば空回りは防げますよ
はずしたラッチを眺めてみると、いくつかの部品が繋がっている部分で隙間だらけです。
これを見る限り、緩んでいる部分を締めなおせば直りそうだなぁ。。と思っていたのですが、、
どうやらネジで締められているわけではないようです、調整出来るものではありませんでした


とはいえこのままにするわけにもいかないので、以前記事に書いたナチュラムさんのコールマンパーツ販売の中からラッチだけ探し出しました。

Coleman(コールマン) No.2 スチールベルトカムラッチ
ナチュラム価格1575円(税込)
●メーカー品番:6155-5441

このお値段にちょっと二の足を踏みましたが、長く使いたいと思えばまぁいいかな?と思った次第です

中に入っていたのはカムラッチ本体とタッピングネジ2本です。
外した部分を丸々置き換える事が出来るセットになっています。
古いもの(左)と新しいもの(右)を比べてみると、ゆるさ加減が一目瞭然です。
実際にカムラッチを回してみると、しっかりさ加減も全然違います。

早速新しいカムラッチをドライバーで取り付けます。
新しい角度のネジだと緩みの原因になってしまいそうなので、今回はネジは以前のものを使いました。
もちろん左右も元の場所です。
外した時に覚えておくと良いと思いますよ。
締めてみる、あのガタガタがまったくなくなりました。これだけでも十分保冷力がもどったと思います。
部品交換としてはこれで完了なんですが、。
さらなる保冷力アップのために、スチベルオーナーには定番の『蓋の密閉度アップ作戦』も敢行することにしました。
ググると沢山ヒットしますので今さら新しい話でもないのですが、蓋と本体の隙間に戸あたりのゴムを入れるだけで良いという事ですので、これはやらない手はありません
戸あたりのゴムは沢山ありますが、隙間を埋めるためには幅は合わせたほうが良いですね。
計ってみると9~10mm程度です。
ゴムの高さが高すぎるのも駄目という事ですが、諸先輩のご意見を総合すると4~5mmが良いようです。
近くのホムセンを物色した結果、選んだのはこの戸あたりです。

ニトムズ クッションソフトテープP型 ブラウン E0142
Amazon価格 560円(税込)
●メーカー品番:E0142
●P型
●高さ5mm×幅10mm×長さ1m×2本
●基材:特殊発砲ゴム成形品
●粘着剤:アクリル系粘着剤
●ドアの戸当たり音を静かにし、すきま風も防止!
●耐久性に優れボロボロになりにくい。
●剥離紙を剥がして使用ください。


スポンジ素材の戸あたりが多いですが、重い蓋で長年押しつぶせばヘたってしまうのは目に見えているのでパス。
ゴムの塊だと柔軟性に欠けるので、出来れば中空の物を選びたかったわけです。
この戸あたりは横から見るとP型の中空になっているので一番条件に合ってました。
1mのゴムが2本入っています。蓋を一周するには1mでは足りませんので、これを選ぶとゴムのつなぎ部分が必ず出来ることになります。
1周出きる長さがあれば一番良かったのですが。。


この戸あたりは最初は2本がくっついていますので、真ん中から割く必要があります。 手でゆっくり割けば簡単に別れます。

白いテープを外すと粘着剤がついています。今回は本体の相手はポリエチレンですので、しっかり着くだろうし剥がすのも容易だと思います。

テープを外しながら蓋の隙間にゆっくり張っていきます。 今回はP型の山が外周側になるように張りました。ゆっくり張ればカーブもシワが寄ること無く張ることが出来ます。

1本張り終えましたが、1mではやっぱり足りません。引き続き2本目を慎重に張っていきます。
最後の接合部分をきれいに処理して戸あたりの貼り付け完了です。
ゆっくり張れば失敗は無く出来ます!
と思ったのですが。。
蓋を閉めてみるとご覧のようにカムラッチが蓋側のラッチに届きません。 蓋を押し付ければしまりますが、スチベルの閉じ込め防止の安全装置が働いてしまい、パカっとあいてしまいます。

とはいうもののこの話も諸先輩が経験済み。あわてずに微調整開始です。
まずは後ろ側のヒンジを緩めます。こうすることで蓋の密閉度を多少調整できます。今回は最大限緩めても問題なさそうでした。
それでもまだキツメの様でしたので、せっかくつけた戸あたりを一旦外して、Pの山が内側になるように張りなおしました。
再度蓋を閉めてみると丁度良い感じになりました。まだちょっとキツ目のところがありましたが、使い続けていく内にゴムもいい感じに落ち着くと思いますので、とりあえずこのまま使っていこうと思います。

どうしても閉じ込め防止の安全装置が発動してしまう場合は、蓋側のラッチをちょっとだけ内側に変形させればキツさ加減を多少ですが調整できます。


蓋側のラッチがゆるい場合は、次のパーツで交換可能です。
Coleman(コールマン)
スチールベルトクーラー ラッチ(ブラック)+ネジ2本

ナチュラム価格1050円(税込)
●メーカー品番:6155-5121



簡単な修理と工夫でしたが、密閉度がアップしてさらに長く使えそうです。



※注意:当ブログに掲載されている価格は、ブログ投稿時の価格です。実際の価格は製品ページにてご確認ください。


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