ラブジョイ彗星観測に挑戦!

Hisane

2013年12月14日 17:47

アイソン彗星の崩壊という劇的なニュースから数日立ちましたが、今度はラブジョイ彗星の話題が増えてきました。
ラブジョイ彗星は我が家のベランダからみると早朝4時前後の東北東の方向から昇ってきます。
観測時間がちょっと遅いとすぐに日の出の時間になってしまうので、今回は午前3時半からセッティングを開始しました。

観測につかった望遠鏡はビクセンのED81S、赤道儀はSXD2です。最近ようやくセッティングになれてきましたが、まだまだまごつきます。


ビクセン(Vixen) ED81S鏡筒
ナチュラム価格83,333円(税込87,500円)
●サイズ:長さ583mm、外径90mm
●対物レンズ有効径:81mm/EDレンズ・アポクロマート、マルチコート
●焦点距離(口径比F):625mm(F7.7)
●パーツ取付サイズ:ネジ込み/60mm・42mmTリング用ネジ、差し込み/50.8mm(50.8mm接眼レンズをご使用の際は、別売オプションパーツが必要です。)、31.7mm(フリップミラー付)
●重さ:3.5kg(本体2.3kg)
●分解能・極限等級:1.43秒・11.3等星
●集光力:肉眼の134倍
●ファインダー:XYスポットファインダー(等倍)
●プレート、バンド等:鏡筒バンド、アタッチメントプレートWT
●写真撮影:拡大、直焦、コンパクトデジカメ(コリメート)撮影可(別途カメラアダプター等が必要です。)
●屈折式
ビクセン(Vixen) SXD2赤道儀
ナチュラム価格248,032円(税込260,434円)
●大きさ:340×360×128mm(突起部をのぞく)
●重さ:約9.2kg(ウェイト除く)
●赤経微動:材質/真鍮、ウォームホイルによる全周微動、直径72mm、歯数180枚
●赤緯微動:材質/真鍮、ウォームホイルによる全周微動、直径/72mm、歯数/180枚
●ウォーム軸:材質/真鍮、直径9mm
●赤経軸(極軸):材質/炭素鋼、直径40mm
●赤緯軸:材質/炭素鋼、直径35mm
●ベアリング数:9個
●ウェイト軸:直径20mm、本体収納式・ステンレス製
●極軸望遠鏡:内蔵式6倍20mm、実視界8度、水準器・明視野照明付、据付精度約3分
●方位角範囲:微動/約±7度、ダブルスクリュー式/1回転約1.2度
●極軸傾斜角範囲:高度0~70度(微動範囲±15度)、目盛2度単位 3段階使用可、タンジェントスクリュー式微動ネジ付、1回転約0.8度
●駆動:パルスモーターによる電動駆動、マイクロステップ駆動(250pps)
●自動導入・追尾装置:STARBOOK TENコントローラーによる自動導入、高精度追尾、最高1000倍速(対恒星時)
●コントローラー接続端子:D-SUB9PINオス
●電源端子:DC12V EIAJ RC5320A Class4

星を追尾する赤道儀が正しい方向に向いていないと長時間露光の撮影では星が流れてしまいますので、今回はアークツゥルス、火星、スピカの3つの恒星で念入りにアライメントしました。

カメラはずっと前から使っている Lumix GF2ですので、最大露光時間は60秒です。 やはりノイズが目立ってしまいますので、ISO1600が限界です。 ですからとにかく枚数で稼ぐしかありません。
ISO1600/60sec×15撮影、その他にISO1600/30sec×10枚、ISO800/60sec×15枚ととにかく沢山撮影しました。
沢山撮影する理由は、コンポジットという重ね合わせの画像処理では枚数を重ねるほどノイズが軽減され尾がよく写るからです。
Deep Sky Stackerでいろいろ組み合わせながら重ねて、そのあとPicasaで色調整しただけの写真がこちら。。

Vixen ED81S+LPS-P2+レデューサーED (F7.7)で直焦点撮影
Vixen SXD2赤道儀
Panasonic DMC-GF2/ISO1600 露光時間:240sec (60sec×4)
Deepsky stacker 3.3.3 Beta 51でダークフレームと一緒にStar+Comet Stackingでコンポジット
Picasaでコントラスト、ダーク調整、トリミングなし

ED81Sに純正のレデューサーをつけてますので焦点距離は419mmになりますが、トリミングなしでこの大きさで写ります
パンスターズ彗星が何となくちっちゃくてぼやけていたので、正直びっくりです。 加えて千葉県浦安市の光害だらけの低高度でこれだけ写ったのだからかなり満足です。
光害カットフィルター LPS-P2 の効果が大きいのかもしれませんが、効果検証は必要ですね。

何よりも今回驚いたのが、彗星の青緑の核がしっかり写ったことです。これは肉眼でも見えませんでしたので本当にびっくりしました。
ノイズの取り方がまだちょっと分かってないので、まだまだ修行が必要ですが


ラブジョイ彗星はもしかしたらアイソン彗星よりも綺麗にみえているんじゃないかなぁ?というのが個人的な感想です。
今月23日には太陽にもっとも接近するライブジョイ彗星はまだまだ増光中? 尾がもっと見えるようになったらまた撮影してみるつもりです。
我が家のベランダ天体観測はまだまだつづく。。



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