「冬キャンプの暖房を考える」の第3弾は、炭を熱源とした暖房アイテムをご紹介します。 寒いとは言ってもちょっと暖があればいい程度の外や、フルクローズしてないタープの中などでは、炭が熱源になっても問題ないと思います。 かといって、タープの中で黙々煙を出すわけにはいきませんね。 じっくりと焼いた真っ赤で煙が出なくなった焚き火台の炭なら、ある程度は暖をとれますが、炭を足したり、火加減を間違えると、バチっとちっちゃな炭が飛び出したり、火の粉が舞い上がったりすることはしばしばです。 実際にI先輩の小川のタープや服が、火の粉で穴がいくつも開いてしまったのを見てますので、タープの中には出来る限り焚き火台は持ち込むべきではないですね。
でも炭火の遠赤外線のじっくりじっとりした熱源が暖房に使えたら、かなり便利なのではないでしょうか?
例えばこのちびストーブです。
小川キャンパル(OGAWA CAMPAL) ちびストーブ
ナチュラム価格19320円(税込)
●サイズ:150×40×28(地上高20)cm
●収納サイズ:約48cmX38cmX32cm
●重量:約5.2kg
●素材:本体/鉄板0.6mm、煙突/ステンレス、脚/スチール直径19mm
●付属品:煙突(3パーツ)、曲がり長、笠、中籠、火バサミ、収納ケース
●ボディはチビでも大活躍
●秋冬キャンプに欠かせないキャンピング用ストーブ
●煙突や台座が分解でき本体に全てのパーツを収納可能
●
薪・炭両方に使えます
基本的には薪ストーブみたいですが、炭も使えるそうです。しかしながら、やはりこの大きさは中々踏み出せません。 キャンプフィールドで煙突が立ってると、目立つこと請け合いだと思いますが。。
おっ!これは何?炭が燃えていて暖かそう!
TASSCOM(タスコム) 暖炉型温風ヒーター
ナチュラム価格24800円(税込)
●サイズ:約幅36×高さ26×厚み55cm
●重量:約13.9kg
●電源:AC100V(50/60Hz)
●消費電力:1000W(ヒーター1000W・炎用電球40W×2)
●電源コード:1.8m
●暖房能力:6畳~8畳
●加熱防止装置・転倒防止装置
●材質:スチール
とおもったら、AC100V! 騙されました
とまぁ炭を熱源にしたヒーターというのは、結構見つからないんですよね?でも、やっぱり炭で暖を取れるアイテムを探したい!
そんな希望をかなえてくれるのが、コールマンのステンレスチャコールヒーターです。
Coleman(コールマン) ステンレスチャコールヒーター
ナチュラム価格6963円(税込)
●サイズ:Φ18×27cm
●重量:1.9kg
●素材:ステンレス、他
●性能:オールステンレスボディー
●付属品:無し
これですが、2008年の秋冬に登場したようなのですが、
皆様の口コミを拝見すると「使えない」というご意見が多い んです。
原因はやはり「小さすぎる」という事のようです。 直径18cmとなると中の円筒は更に細いでしょうから、中に入れられる炭の量は限られてしまうでしょうね。 必然的に力不足になってしまうようです。
ちょっと残念だなぁ~と思っていたところ、2009年今秋新登場したのが、このLサイズです。
Coleman(コールマン) ステンレスチャコールヒーター L
ナチュラム価格14175円(税込)
●素材:ステンレス鋼
●サイズ:
約直径23.5×H34.5cm
●重量:約3.5kg
●炭を熱源にしたヒーター
●フットレバーを踏むだけで上蓋が開くので燃料の追加が簡単
●ステンレス製の二重構造なので本体外側が熱くなりにくく安全
●
大人気ステンレスチャコールヒータのサイズアップバージョン
大人気だったかどうかはご意見があると思いますが、大きさがネックだったのですから、このアイテムはちょっと期待できます。
ただし、この
アイテムの口コミを見ると、どうやら小さいサイズの口コミと一緒になってしまっている ようで、正しい情報が得られません。
というわけで、何の情報もないまま人柱覚悟でポチりました
箱のサイズをみて最初の感想は「うぁ、デカ!」です。 キャンプアイテムのスリム化に頭を悩ましているのに、これを買っちゃったんだ~とちょっと反省しました。 でも、大きくないと力を発揮できないなら、この大きさも必要なんでしょう(と、自分に言い聞かせる)
箱から出してみると、ピカピカの本体が登場しました。 ツーバーナー以来ピカピカに弱いので、あっという間にテンションアップです!
大きさをペットボトルと比べてみます。 こうしてみると極端に大きいわけではない事にきづくのですが。。
中にペットボトルを入れてみると、やっぱり大きいかな?と思うわけです。
とりあえず、蓋を開ける方法を見てみましょう。ごらんの様に下に足踏みペダルがあります。 ここを足で踏めば、パカっとあくわけです。
ぐっと足で押すと、ゴミ箱のようにパカっとあきます。 足を離しても、あいたままですので、炭を足すには便利です。
この機構は実は大切です。なぜなら、熱くなった蓋を手で持って開けることなど出来ないからです。 グローブなどが必要になってしまいますね。
こちら上部の蓋です。 ストーブですから、ヤカンなどを乗せたいですよね? 今回直径が大きくなったことで、上部の面積もサイズアップです。
結構大きなものでも、安定しておくことが出来ますね。 23.5cmといえば、10インチよりちょっと小さい程度のサイズですので、もしかしたらダッチオーブンの保温も出来ちゃうかもしれませんね。
表面はピカピカですね。
でも商品説明の写真をみると、使えば変色してしまうみたいです。
まぁ、このあたりは味という事で。。。
パカっと開けられる蓋の裏は、特に特別な機構はありませんが、炭から出る煙やガスが効率的に抜けるように、キチンと穴が開いてますね。
蓋と本体を止めている金具は、しっかり感があります。 写真に写っているのフックのようなものは、フットペダルを踏むと下方向に力を加えるための機構ですね。
中を覗き込んでみましょう。 中はただの円筒形です。底には炭受けが付いてます。
炭受けを取ると、底面が見えます。 よくみると側面に穴が開いてますね。
炭受けで下駄を履かせた上で、下から空気を送り込む事で煙突効果を狙っているのだと思います。
底面には反射板が付いてます。 熱によるダメージを地面に与えないための大切な機構です。 隙間がちょっと開いてるのが見えますが、ここから円筒の底面の穴に空気が流れ込む仕組みです。
結構立派なハンドルが付いてます。熱いまま持ち運ぶには必要ですね。
使わないときは 本体の側面の形に沿って格納されますので、邪魔になりません。
側面は金属メッシュで覆われていますので、直接内部の円筒に触ることを防いでくれます。 足元に置くことが多いですので、大切なことですね。
文字盤に浮かび上がったColemanのロゴが格好いいですね!
まだフィールドデビューしておりませんが、見た感じは好印象です。 月末に成田ゆめ牧場に出撃予定ですので、そのときにフィールドレポートしたいと思います。 是非ご期待ください!!
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