CB缶を使ったシングルバーナーは、昨年まではイワタニのカセットガスジュニアバーナー2を所有していたのですが、福岡のおじいちゃんちに嫁に出す事になりました。 カセットガスジュニアバーナー2はとても気に入っていたので、もう一つ買ってもいいかなと思っていたのですが、せっかくなので別のメーカーのアイテムも見てみたいなぁと思いました。
もともとガス缶を燃料とするシングルバーナーは、OD缶対応の物が多く、CB缶を使ったものはそんなに種類があるわけではありません。でもCB缶のお手軽さ、入手のしやすさは捨てがたいというのが正直に気持ちです。
例えばスノーピークのギガパワーデルタポッドCBなんかはバーナー部分とCB缶をホースで繋ぐタイプの代表格です。
スノーピーク(snow peak) ギガパワーデルタポッドCB
ナチュラム価格7875円(税込)
●材質:ステンレス・アルミ・ブラス
●使用時サイズ:五徳径140×85mm
●収納時サイズ:径92/80×155mm
●重量:310g
●出力:2400kcal
●燃焼時間:(GPC-250G使用時)約60分(GPC-250S使用時)約60分
●付属品:プラスチックケース
五徳なんかもしっかりしてますし文句なしなのですが、お値段がスノーピーク価格。ちょっと出が出ません。。
ホースで繋がない一体型であれば、持ち運びも設置もシンプルですので、お手軽感があります。 そのなかで一番人気だったのがイワタニのカセットガスジュニアバーナー2でしたので、前回これをゲットしたわけです。
イワタニ産業(Iwatani) イワタニカセットガスジュニアバーナー2
ナチュラム価格3780円(税込)
●使用サイズ:幅155x奥行155x高さ126mm
●収納サイズ:幅80x奥行67x高さ102mm
●重量:265g
●点火方式:圧電点火方式
●使用ガス:イワタニカセットガスジュニア
●連続燃焼時間:約45分(イワタニカセットガスJr使用時)
●火力:2300kcal
●樹脂ハードケース
●材質:本体/アルミニウム・バーナー、五徳、脚、風防/ステンレス
●超小型ガスバーナー
●ガスカートリッジ一本つき
お値段もスノーピークのギガパワーデルタポッドCBの半分ですし、何より収納性が秀逸でした。一番人気になる理由は理解できます。
詳細は以下の記事を是非参照してください。
2009/10/28
イワタニ カセットガスジュニアバーナー2 【開梱編】
2009/10/29
イワタニ カセットガスジュニアバーナー2 【ヤカン編】
カセットガスジュニアバーナー2をまた買うのもいいのですが、検討時に視界にちらほら入っていたもう一つの気になっていたアイテムを、今回は是非ゲットしようと決めました。 それがSOTOのレギュレーターストーブです。
SOTO レギュレーターストーブ
ナチュラム価格4365円(税込)
●サイズ(mm):幅170×奥行150×高さ110(使用時、本体のみ)
●サイズ(mm):幅140×奥行70×高さ110(収納時、本体のみ)
●重量:350g(本体のみ)
●発熱量:2.9kw(2500kcal、ST-760使用時)
●使用時間:約1.5時間(ST-760使用時)
●使用燃料:SOTO専用容器(ST-760、700)
●点火方式:圧電点火方式
●付属品:専用収納ケース
ちなみにこの記事投稿時点ではランタンとセットのお買い得3点セットもありましたが、ストーブだけ欲しかったので今回はパスです。
SOTO レギュレーターストーブ+レギュレーターランタン【お買い得3点セット】
ナチュラム価格8850円(税込)
本日からこのレギュレーターストーブを数回に分けてご紹介します。いっぺんに記事に出来ないのは、当ブログのモットーである「穴が開くほど見てみよう」モードでご紹介するからです
本日はその第1回目、【開梱~組み立て編】までを書きたいと思います。
イワタニのカセットガスジュニアバーナーは、短いCB缶が1本付いていきますが、こちらは本体のみです。
したがって、パッケージも小さくてシンプルです。
中身は、レギュレーターストーブストーブ本体、収納袋、説明書だけです。
収納袋はビニール素材で、決して丈夫なものではありませんが、袋としての最低限の仕事はしてくれます。
レギュレーターストーブ本体をこの方向に入れてしまうと実は入りません
正しくはこちらの方向に入れます。
わりとスッキリと袋に入ります。このまま持ち歩いても良さそうですね。
CB缶は入りませんので別に持っていく必要はありますが。。
早速レギュレーターストーブ本体眺めてみます。一番気に入ったのは、このメカニックな構造です。 特に折り畳み方に多くの工夫が見られます。
結果として収納時のサイズがかなり小さくなっていることが分かります。
心臓部であるレギュレーター部分は、外から眺めてもちょっと構造が分かりませんね。このあたりの詳細は次回の
【眺める編】で書きたいと思います。
ガンダムのシールドのようなこの羽は、しゃ熱板です。 CB缶の温度が下がるとドロップダウンという現象によって火力が弱まる話は、
以前にも記事に書きましたが、CB缶が横向きに置かれた構造ですので、缶の上方に置かれた鍋などの熱がドロップダウンをある程度防ぐという話は確かにありそうです。でもこのレギュレーターストーブのドロップダウン対策は、CB缶を温めるパワーブースター機能などではなく、マイクロレギュレーターという新機構によって実現されているそうです。外気温の定価や連続使用によるドロップダウン(CB缶の温度低下による気化する力の低下)の影響を受けないという画期的な機構です。
詳細は
SOTOのHPの解説で詳しく知る事が出来ます。このあたりはイワタニのカセットガスジュニアバーナーとの低温使用時の性能差に現れるかもしれません。
こちらはCB缶をレギュレーターストーブ本体に接続するガイド部分です。標準的な家庭用カセットガスボンベなら接続できますね。ただし、SOTOとしてはSOTOのガスを使ってくださいというお約束の触れ込みです。
別メーカーのCB缶を使うのはユーザーリスクでお願いします。
イワタニやSOTOは信頼性の高いバーナーを作るメーカーですので、このあたりの機構はかなりしっかり感がありますね。
接続の詳細は次回の
【眺める編】で書きたいと思います。
では早速組み立てて見たいと思います。左の写真が収納時ポジションです。ちっちゃくなってますね。これからスパイダーが姿を現しますよぉ~。
まずしゃ熱板を起こします。
しゃ熱版を横に回して、とりあえず立てます。4本の五徳の足がきれいに畳まれている様子がわかりますね。
これからスパイダーの足を広げるわけですが、ミソは五徳の付け根のこの機構です。五徳は通常はばねの力で下方向に常に力がかかっている状態です。
一番外側の五徳の足をちょっとづつ開くと。。。
足の付け根も当然ながら回りますが、突起部分がくぼみに落ちる所(写真では右側の足の付け根)で、ばねの力で下方向に引っ張られます。
するとばねの力が開放されて足がしっかり固定されます。この状態になると五徳はしっかり固定され、左右に動いてしまう事は絶対にありません。
この機構は本当に良く考えられていると思います。
この要領で一番外側の五徳の足2本を開きます。
同様に内側の五徳の足も開いて、固定されればあっという間に完成です。
キャンプアイテムでスパイダーと言えば、普通は
PRIMUSのスパイダーヒーターの方を思い浮かべますが、個人的にはこちらの方がスパイダーっぽいと思ってます。今にも歩き出しそうな形状ですね。同時にどっしりとした安定性が見て取れます。実際にこの五徳は全長20cmを確保していますので、かなり大きなヤカンやコッヘルを乗せる事が可能です。
良く見てみるとイワタニのカセットガスジュニアヒーターとは構造も全く違っていますし、マイクロレギュレーターが採用されている点で、こちらの方が低温での性能は優れているかもしれませんね。値段的にはたった+600円の差ですが、それ以上の価値がある?
ここまで書いた所で盛りだくさんになってしまいましたので、CB缶接続、マイクロレギュレーター、着火などの記事は明日の
【眺める編】でつづきを書きたいと思います。
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