先日記事にした
コールマンテントファンは、やっと日本上陸を果たしたCPX6のデバイスの一つですが、残念ながら肝心のCPX6のPower Batteryが発売してません。 何度かご紹介している個人輸入したXPSバッテリーパックは、旧モデル(鉛タイプ)という事もありどうやら日本への上陸は無さそうです。 となると待たれるのはCPX6(NiMH:ニッケル水素タイプ)のバッテリーパックなのですが、一体いつになったら発売されるのかわかりません(来春という情報があります)。
また私の記事にコメントをお寄せ頂いたNパパ&Kママさんの情報によりますと、日本での発売価格が1万円を超えるかも?という驚きの情報が。。 発売を待ったところでそんなに高価なバッテリーを果たして買うだろうか?と疑問に思い始めました。
XPSバッテリーバック同様にAmazon.comから個人輸入も可能なのですが、残念ながら中々入荷しません。
ところが震災以来、XPSやCPXの商品を並行輸入してくれる日本のショップも徐々に増えてきましたので、意外に簡単に入手出来るようになってきました。 そんな中見つけたのが、私が探し続けていたNiMH(ニッケル水素タイプ)のバッテリーパックを扱ってくれている日本のショップを発見! さっそくポチってしまいました。
Coleman CPX 6 NiMH Rechargeable Battery Pack
楽天価格 5,980円(税込)
●モデル番号:2000002672
●仕様:ニッケル水素バッテリー
●付属品:AC電源 100V~240V 50-60HZ
●
上記電源は当店にて、電気用品安全法に従いPSEマークの入った国内の電圧に対応しているアダプタと交換しております。
●車両用 DC12Vアダプター
●CPX6またはXPSシリーズに使用できます。(LED DUOランタン・LED付扇風機)
●こちらは新型のNiMHニッケル水素バッテリーです。
●重量も軽く、長持ちし、リサイクルも可能です。
早速我が家に到着! 見た感じは、以前にレポしたXPSバッテリーパック(鉛タイプ)とほとんど変りませんので、今回は比較しながら見てみる事にします。
まずはパッケージから見みましょう。 左が旧タイプ(鉛タイプ)、右が今回ゲットしたNiMH(ニッケル水素)タイプです。 微妙なデザインの差がありますが、説明の内容はほとんど同じです。 これが結構混乱を生んでいる理由の一つだと思います。
これも混乱の原因の一つ。 NiMH(ニッケル水素)タイプのバッテリーパックは、日本でもすでに小さいほうは上陸済みですが、CPXと呼ばれています。 にも関わらずこのパッケージはXPSと書かれていますね。
XPSとCPXの違いは、以前は電池の材料の違いと理解していましたが、こちらはNiMHなのにXPSという表示。。
この経緯を説明してくれる人は結局だれもいないので、選ぶときはあくまで鉛タイプかNiMHタイプかを確認する事が大切です。
私の知る限りでは、以下の点をチェックすれば大体OKです。
●NiMHタイプは必ず日本では5000円以上、USでは$60前後します。
●NiMHタイプは必ずパッケージにNiMHの表示があります。
●商品番号でも見極められます。 NiMHタイプは2000002672、鉛タイプは2000008557です。
今回はパッケージにも説明書にも、しっかりとNiMHの表示がありました。 やっと念願のNiMH(ニッケル水素タイプ)を入手できた!と実感できました。
早速中身をチェックです。 想像していた通りですが、旧タイプと部品の顔ぶれは全く同じです。
バッテリー本体はCPXデバイスに共通の形ですので、形は共通です。
ひっくり返すと電極が見えますね。こちらも微妙な形の違いはあるものの、旧もでると殆ど同じ。 効果があるのか分かりませんが、放熱用と思われるフィンが多少深くなった感じがします。
上部は4つのネジ穴が追加。これは以前のモデルにはありません。 リサイクルを意識した構造だと思います。 廃棄するときはここからバッテリー素材部分だけ取り出すのだと思います。
今回はそこまではしません
旧モデルと並べてみます。 右が今回のバッテリーですが、形は全く同じですが、ネジ穴やフィンに微妙な違いがある事がわかりますね。
電極は明らかに形が違いますが、接触する部分は同じですし、プラスマイナスも同じ(当たり前ですね。。)
ここで気が付いた事が一つ。持ってみると明らかに重さが違います!ここはもう測ってみるしかありませんね。
鉛タイプは551g、NiMHタイプは391gです。 なんとNiMHタイプは160gも軽くなっています。 ランタンやテントファンに搭載するものですから、軽くなる事はとても重要なポイントです。
ここまで見てタイプの違いはあってもバッテリー形状に違いは無い事ははっきりしましたね。 それでも心配な方のために、自慢の赤Duoに装着してみましょう。
ごらんの様に問題なく装着できましたし、赤Duoも元気に点灯しました。 この状態で、当然ながら160g軽くなっているという事ですが、手で持つとそれがはっきり分かります。 それくらい軽量化できたという事です。
それでは付属のDCアダプター類を見てみましょう。 まずはシガーソケットから給電するためのアダプターです。 出力9Vの直流であればOKという事がここで分かりますね。
旧モデルのアダプターはこんな事は書かれてませんでした。
CPX4.5とは共通のアダプターです。
今回このACアダプターが最大のポイントです。以前に旧タイプ(鉛タイプ)のバッテリーパックに付属していたACアダプターは、当然ながら米国仕様です。 コンセント形状や電圧はほとんど同じであるため、一般的には精密な物ではない限りはおそらく使えてしまいます。それでも安全性を考慮すると、やっぱりそのまま使うのは抵抗がありました。 当時は
シガーソケットの変換アダプターを活用する事で逃げていました。
今回購入したショップでは、輸入したアダプターをそのまま提供するのではなく、なんと日本仕様のアダプターに交換してくれています。
商品説明にはこう書かれています。
電気用品安全法に従いPSEマークの入った国内の電圧に対応しているアダプタと交換しております。
これはとても素晴らしい対応です。 売る側が安全性まで考えて対応してくれている点にはとても関心しました。 アダプターを良くみてみると、秋月電子のアダプターである事が分かりました。
加えてバッテリーパック側のプラグ形状がちょっと細い問題を解消する変換アダプターまで付いています。 この細いプラグ形状はCPX4.5と共通の仕様です。
旧モデルのプラグ形状は、実はこのアダプターの太いままのサイズがピッタリ。モデルの違いによって使用するアダプターを間違えなくするためと、CPX4.5と共通の仕様にしているのではないかと推測します。
もし個人輸入してUS仕様のアダプターしか持っていない方がいらっしゃるなら、是非このアダプターを入手される事をオススメします。
秋月電子のパーツはネットでも購入可能です。
スイッチングACアダプター9V2A(入力100V~240V)GF18-US0920-T
秋月電子オンライン価格750円(税込)
●新シリーズ18WクラススイッチングACアダプタ
●12Wタイプと外形は同じです。安全性を高める温度による保護回路も内蔵しています。
●アダプターの寿命を左右する電解コンデンサーに高信頼品
●ルビコン(ZLHシリーズ(6000時間)、MLシリーズ(5000時間)、YXAシリーズ(3000時間)を採用しています。
●出力電圧:9V ●出力電流:最大2A
●PSE取得済品
●コード長:1.6m
●サイズ:54(L)x48(W)x26(H)mm 約110g
●プラグ:外形5.5mm 内径2.1mm センタープラス(写真参照)
●適合ジャック:内径2.1mm、外径5.5mm
DCプラグ変換プラグ(2.1mm[メス]⇒1.3mm[オス]変換)
秋月電子オンライン価格60円(税込)
●プラグの径を変える変換コネクタです。
●ジャック(受ける)側
・内径2.1mm ・外形5.5mm
●プラグ(さす)側
・内径1.3mm ・外形3.5mm
やっぱりAC電源から直接しかも安全に充電出来るのはメリットが大きいです。充電中は赤いLEDが点灯します。
ところで私がなぜNiMHタイプにこだわったのかといいますと、何といっても充電時間が短い点です。 鉛タイプのXPSバッテリーパックの説明書を見ると、「振る充電までに16~18時間掛かります」と書いてありますね。 これはつまりキャンプ場などで一度使い切ると、たとえ電源サイトであっても一晩ではフル充電出来ないという事を意味しています。
それに対して、NiMHの説明書で同じ所を見てみると、「4時間以上でフル充電」とかかれてあります。 つまり単純計算で充電時間が約4分の一という事になります。 この程度の時間なら、寝ている間で十分jフル充電可能です。
今回は既に充電されていたようで、あっという間にフル充電になりました。 緑のLEDが点灯すればOKです。
ちなみにこのアダプターの元のプラグ形状は内径2.1mm。つまり鉛タイプのXPSバッテリーパックと同じ形状です。
試しに鉛タイプのXPSバッテリーパックに直接指してみた所、ピッタリサイズ。 充電も始まりました。 以前のレポでも書きましたが、鉛タイプの場合は、重力電圧はDC12Vですので、9Vのこのアダプターではちょっと力不足です。 もし同じように日本仕様のアダプターを買うとしたら、12Vタイプを選びましょう。
超小型スイッチングACアダプター12V1A(入力100V~240V GF12-US1210
秋月電子オンライン価格600円(税込)
●ワールドワイド100V~240V対応の小型アダプタです。
●アダプターの寿命を左右する電解コンデンサーに高信頼品
●YXGシリーズ(3000時間)、ZLHシリーズ(8000時間)、MLシリーズ(5000時間)、YXAシリーズ(2000時間)を採用。
●PSE安全規格取得品/RoHS適合品
●動作原理:スイッチング方式
●入力:AC100V~240V 50/60Hz
●出力:DC12V 最大1A
●出力特性:安定化出力
●プラグ規格 外径:5.5mmΦ ・内径:2.1mmΦ
●プラグ極性:センタープラス(中心側が[+])
●コード長:1.6m
●本体寸法:45(L)x33(W)x24(H)mm(突起部含まず)
●重力:約72g(ケーブル含む)
●適合ジャック:内径2.1mm、外径5.5mm
やっとゲット出来たNiMH(ニッケル水素)タイプのパワーバッテリーですが、今の段階では日本のこのショップから入手するのが一番いい選択だと思います。 約6000円の買い物は決して安くはないと思いますが、軽量化、充電時間の短縮、安全な充電などを考えると、それだけの価値はあります。 鉛タイプのバッテリーパックも勿論日本でも入手できますし、米国同様に半額です。 安い鉛タイプのバッテリーパックを複数買うというのも決して悪い選択ではありません。
近いうちに両タイプの持続時間の実験はやってみたいと思います。
【2012.2.3 追記】2012年にようやく日本上陸です! 鉛タイプではなくNiMHだったのがよかったですし、お値段も頑張ったなぁ。。
と思ったら、なんと充電キットが別売り!!
1セットで1万円コースはあまりにも高価すぎますね。
自己責任でご紹介したACアダプターとプラグを買ったほうが安いですかね。。
Coleman(コールマン) CPX 6 充電式カートリッジ
ナチュラム価格4480円(税込)
●素材:ABS樹脂、ニッケル水素電池
●本体サイズ:約8.5×8.5×7(h)cm
●重量:約378g
●充電時間:約4時間
●充電可能回数:約800回※充電には別売りのCPX TM 6充電キットが必要です。
●乾電池要らずで繰り返し使えるCPXTM6充電式カートリッジ
●使い捨て乾電池不要のエコアイテム
●CPXTM6シリーズに対応
●予備バッテリーがあればいざという時も安心
●充電を知らせるバッテリーインジケーター付き
Coleman(コールマン) CPX 6 充電キット
ナチュラム価格4980円(税込)
●●素材:ABS樹脂、TPE、シリコン、他
●本体サイズ:約8.5×8.5×7(h)cm
●重量:充電式カートリッジ/約378g、ACアダプター/約90g、DC12Vカーアダプター/約55g
●電池:ニッケル水素電池
●充電時間:約4時間
●充電可能回数:約800回
●自宅でも車からでも充電して繰り返し使えるCPXTM6充電式カートリッジキット
●自宅や電源サイトはもちろん、車からも充電可能
●CPXTM6シリーズに対応可能
●充電を知らせるバッテリーインジケーター付き
【2012.4.8 追記】
うなさんからのコメントで容量に関する質問をいただきましたので、海外版ではありますが中身をのぞいてみる事にしました。
NiMHタイプはドライバー1本で簡単に開けることが出来ます。もともとUSではリサイクル可能という事になってますし、あけ方の説明書も同梱されていました。
蓋を開けてみたところ、意外にも筒型の充電池が現れました。電極をみると、どうやら直列つなぎのようです。
充電池の数は全部で5本です。充電パックの大きさからすると拍子抜けするほど小さい電池です。
1本のスペックは、NiMH 3000mAh 1.2Vということです
ので、5本の合計容量は、なんと15000mAhです。
【2016.10.25 訂正】
haruさんにご指摘いただいたので訂正させていただきます。
直列接続なので容量自体は3000mAhですね。 実際に測った方がいらっしゃるようで2700mAh位だそうですので結構優秀なんじゃないでしょうか?
haruさん、ありがとうございます!
日本版では交換パーツとしては取り寄せ、ヘタった場合は総取替えという事です。
コールマンさんにはもうちょっとECOの取り組みとしてがんばってほしいですね。
※注意:当ブログに掲載されている価格は、ブログ投稿時の発売前の参考価格です。実際の価格は発売後の製品ページにてご確認ください。