熱いダッチの蓋をヒョイと持ち上げるにはG-リッドリフター

Hisane

2009年11月29日 10:24

私がダッチオーブン関連で最低限必要な3種の神器だとおもっているアイテムは、ダッチオーブン、ダッチスタンドとあともう一つあります。
G'z G-ステンレスダッチオーブンユニフレーム ダッチスタンドをゲットしてそれぞれご紹介しましたが、これが最後の必須アイテムだと思っています。 それがリッドリフターです。リッドリフターなんて単語は、買うまで聞いたことがありませんでしたが、リッド(LID)は蓋、リフター(LIFTER)は持ち上げる道具という意味です。なにを持ち上げるのかはここまで説明すればお分かりですね

ダッチオーブンの蓋は、その重さでオーブン内の機密性を高めてオーブン効果を得るわけですので、とにかく重いです。 でもダッチオーブンの蓋にもいろいろな形がありますね。

例えば、ロッジのダッチオーブンでは使いやすさで大人気のこのキッチンダッチオーブンは、家庭のコンロなどでも使え、シーズニングも不要という中々のアイテムですが、蓋の上に炭を乗せるような蓋の構造ではありませんね。

LODGE(ロッジ) LOGIC 10インチキッチンダッチオーブン
ナチュラム価格7081円(税込)
●サイズ:26xD10cm
●重量:5.4kg
●鋳鉄製
●シーズニング(慣らしの作業)済み


この場合は両手の取っ手と同様に蓋をつかむときもグローブなどがあれば十分ですね。 もし私がこのダッチオーブンを持っていたとしたら、蓋をつかむのに使うグローブは使い慣れているスノピのグローブです。

スノーピーク(snow peak) ファイヤーサイドグローブ
ナチュラム価格5040円(税込)
●サイズ:全長約340mm
●材質:アウターグローブ/スエード革(ケブラー糸使用)、インナーグローブ/ポリエステルxコットン等(表地難燃繊維使用)
●ダッチオーブンクッキングにオススメのスエード生地グローブです。


つまり、このタイプの蓋を持つダッチオーブンにはリッドリフターは必須ではないと思います。このタイプのダッチオーブンは、人気ラングをみてもコンボクッカーやスキレットを除けばほんの一部で、ほとんどの場合は、私がゲットしたG'z G-ステンレスダッチオーブンをはじめとする、炭を蓋に乗せることが出来るダッチオーブンが、比較的多いと思います。

つまりこんな感じの使い方です。 上からの熱源も使いつつオーブン効果で美味しい料理をつくれるのが、ダッチオーブンの魅力に一つですね。
そのためには炭をこんな感じで蓋に乗せるんですね。
でも、こんな状態のダッチオーブンの蓋はどうやって開けたらいいでしょうか?グローブではとても太刀打ちできません。





そこで必要になるのが、3種の神器の最後のアイテムであるリッドリフターです。一般的リッドリフターは、こんな形をしています。

LODGE(ロッジ) リッドリフター
ナチュラム価格2580円(税込)
●サイズ:長さ38.1cm
●重量:0.5kg
●ダッチオーブンのフタを開ける為の専用グッズです。



このロッジのリッドリフターが比較的よく見られる形で、リッドリフターの先には、釣り針の様に曲がった引っ掛け部分と、左右に広がった足が付いているのがわかると思います。
リッドリフターで蓋を引っ掛けて持ち上げる方法は、商品説明の写真をみると良く分かります。
釣り針状の部分でダッチオーブンの蓋の取っ手引っ掛けて持ち上げるだけですね。
左右に開いている足は、一箇所で引っ掛けている事で蓋が左右にぶれてしまうことを防ぐほかに、写真のようにリッドリフター自身が立ちオーブンの蓋の上で自立することを可能にしています。
リッドリフターが自立すると何がいいのか?というと、例えば中の焼き加減を確認したり、調味料をちょっとだけ加えたたいとにき、蓋をダッチスタンドなどにちょっと置いておくと思いますが、その時にこのままの状態でいてくれたほうが、いちいち引っ掛けなおす必要が無いのですぐに蓋を閉めることが出来ますね。
だから私はリッドリフターがダッチオーブンの上で自立することはとても大切なことだと思っています。

ちなみにリッドリフターに求めたいもう一つの要素がリッドリフターの持ち手です。 ロッジのリッドリフターは持ち手も金属のようですので、長い間この状態にしておけば、だんだん熱くなってくるのではないかと思います。 ですからやっぱり持ち手の安全性にはこだわりたいところです。
その点、ユニフレームのダッチオーブンステンレスリフターは持ち手も完璧です。

ユニフレーム(UNIFLAME) ダッチオーブンステンレスリフター
ナチュラム価格2400円(税込)
●全長:350mm
●重量:360g
●リーズナブルな価格でありながら、丈夫な8mm角ステンレスに天然木ハンドル仕様。ダッチオーブンの必需品です。

でも、私がもっているG’z G-ステンレスダッチオーブンの蓋は、ご覧の様にちょっと特殊です。 この形のダッチオーブンの蓋を、ロッジやユニのリッドリフターでキチンとと引っ掛け&自立が可能でしょうか?
おそらくバッテンの中心部分にリッドリフターの引っ掛け部分を引っ掛けるんだと思いますが、普通のダッチオーブンの蓋の取っ手と比べて高さがありますので、果たして普通のリッドリフターの左右足が踏ん張れるのかは、ちょっと心配かもしれません。

私としては、やはりG'zシリーズのダッチオーブンにはこれが最適だという結論です。 やはりG-ステンレスダッチオーブンの蓋の取っ手の構造は特殊ですので、専用のリッドリフターが必要だと思ったからです。

G’z Gリッドリフター
ナチュラム価格2940円(税込)
●サイズ/幅370×奥行40×高さ30mm
●重量/245g
●材質/本体:ステンレス・グリップ:シリコーン樹脂

パッケージはシンプルです。ほとんど全部露出していますので、お店で実物が見られるならば、とにかくベタベタ触って、穴があくほど見ましょう
とくにグリップの部分は手に持って確かめていただきたいと思います。
G'zブランドの商品ですので、商品名にはステンレスダッチオーブンと同じGの文字が冠してありますね。
 



全体の長さは37cmですが、初めて手にする私からみると、「ちょっと長いかな?」という印象ですが、実際に他社のリッドリフターと比べても大体同じですね。
リッドリフターは、熱い炭がのった蓋を持ち上げるわけですから、ある程度長くないと心配です。ですのでこの長さは適当なんじゃないでしょうか?






まずはグリップ部分から見てみましょう。商品説明どおり、素材はシリコーン樹脂です。Wikipediaでシリコーンを調べてみると分かりますが、耐熱性ももちろんですが、紫外線にもつよいという耐候性も備えています。
ですから外に置きっぱなしのゴム素材がそのうちボロボロになってしまうような事がないという事ですね。
またゴムのような素材感も供えていますので、すべり止めとしては十分機能しますね。

リッドリフターのテール部分です。微妙な角度で曲がっている理由は、こんなふうに床においてもグリップ部分が浮く形になるので、ヒョイと取り上げやすくするためのものですね。本体がこんな感じでくねくねしているのは分けがあるという事です。よく考えられていますね。








こちらが、このリッドリフターの最大の特徴である引っ掛け部分ですね。
通常のリッドリフターが3本足なのに対して、こちらは2本足ですね。
左右の足がないのが違うほか、引っかけ部分が2本に分かれている点も異なります。
この形は、まさにG-ステンレスダッチオーブンの特殊な取っ手のための構造です。
では、実施に引っ掛けて見ましょう












これをみればこのリッドリフターの先端がどうしてこの形になっているのかが一目瞭然ですね。つまりG-ステンレスダッチオーブンのバッテン取っ手のうち3本を使ってうまく引っ掛けるための構造だったという事ですね。









通常のリッドリフターの様に、蓋に左右の足を踏ん張って支えるのとは明らかに違います。 もしこのG-リッドリフターを普通のダッチオーブンに使った場合、蓋の取っ手を引っ掛けることは出来ても、踏ん張ることは出来ないかもしれませんね。 その意味でもこのG-リッドリフターはG-ステンレスダッチオーブン専用のリッドリフターという事になりますね。

リッドリフターでもう一つの大事な要素である「自立できる」という点ですが、ご覧の様に全く問題ありません。でも、このリッドリフターが自立できるのは、G-ステンレスダッチオーブンだけだと思います。通常のリッドリフターが持っている左右の足が無くても自立出来るのは、取っ手がバッテン構造になっているからに他なりません。実際には てこの原理が働いていると思うんですが、通常のリッドリフターの支点が蓋にあるのに対して、G-リッドリフターの支点は取っ手にあるという事になります。

実際に持ってみます。ただ引っかかっているだけなら、このように持ち上げればダッチオーブンの蓋はブラブラしてしまいますが、先ほど説明した引っ掛け方になっていますので、蓋の角度をコントロールできます。実際に炭が乗っていた場合には、水平を保たなくてはなりませんので、蓋を持ち上げてもブラブラしないことは重要だと思います。





その意味では、このリッドリフターを普通のダッチオーブンに使と、たぶん引っかかっているだけでブラブラしてしまうと思いますので、オススメ出来ませんね。
実際に使ってみると、本当に便利で安定感があります。 やはりG-ステンレスダッチオーブンには、専用のG-リッドリフターを是非オススメします。











これで私が勝手に思っているダッチオーブンの3種の神器(ダッチーブンダッチスタンド、リッドリフター)が揃いました。
最低限これだけあれば、楽しいダッチオーブンライフをはじめる事が出来ますね。
あとは収納を考えなくては。。。








G’z G-ステンレスダッチオーブン
ナチュラム価格17000円(税込)
ナチュラム取り扱い終了

●サイズ:内径259×深さ115mm
●外形寸法:幅350×奥行280×高160mm
●重量:約5.2kg
●満水容量:約5.2L
●材質:ステンレス

【2010.4.13更新】G'z GステンダッチがSOTO-SUSダッチに進化!
SOTO SUSダッチオーブン 10インチ

ナチュラム価格17800円(税込)
●サイズ:直径259×深さ115mm(内寸):幅350×奥行280×高さ160mm(外形)
●重 量:約5.2kg
●満水容量:約5.2リットル
●材 質:ステンレス
●付属品:底網
●その他サイズ:8インチ / 10インチハーフ / 12インチ

ユニフレーム(UNIFLAME) ダッチスタンド
ナチュラム価格2000円(税込)
●全長:210mm
●重量:本体380g
●材質:18-8ステンレス
●ダッチオーブンの重ね調理に威力を発揮する万能スタンド
●強固なステンレス製でダッチオーブン料理をサポートします
●トライアングルスタイルでコンパクト収納が可能
●ダッチオーブンへの収納も内部、蓋上にも簡単に収納できます
●安定した重ね料理が可能で「ダッチパン」での調理も可能
●蓋置き、鍋敷きとしても使用できますので、ダッチオーブンの取り扱いが非常に便利
●2003年新製品:ユニフレーム

※注意:当ブログに掲載されている価格は、ブログ投稿時の価格です。実際の価格は製品ページにてご確認ください。




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