Quechua 2 SCONDS AIRⅢ【中から眺める編】

Hisane

2010年10月16日 06:00

Quechua 2 SCONDS AIRⅢの特集第3弾、【中から眺める編】です。 前回の【外から眺める編】で、意外と良く出来てそうという感想でしたが、やっぱりテントの快適さは中から見ないと分かりませんね。 このテントの最大の売りであるAIR COOLING SYSTEMとやらの性能も見せてもらいましょう。

いままでの記事はこちらを参照してくださいね。

  2010/10/10 Quechua 2 SCONDS AIRⅢ【準備編】
  2010/10/13 Quechua 2 SCONDS AIRⅢ【外から眺める編】

【2011/7/7 追記】 2011/7再入荷分からマイナーモデルチェンジ

再入荷されたAIRⅢがナチュラムさんで別商品として扱われていたので問い合わせたところ、ひそかにマイナーモデルチェンジしたそうです。
Quechua(ケシュア) 2 SECONDS AIR III
ナチュラム価格12800円(税込)
●総重量:4.6kg
●サイズ:奥行225×幅200×高さ100cm
●インナーサイズ:奥行225×幅190cm
●収納サイズ:直径75cm
●ポール素材:グラスファイバー製フライシート素材:ポリエステル(ポリウレタンコーティング)
●インナー素材:透湿性ポリエステル
●Air Cooling system(R)
●大人3人の就寝に十分なスペース
●生地は内張りと外張りに分かれており、内部は保護されています。
●ジッパー式の大きなD 型のドアを採用、出入りがとても便利です。
●専用収納袋から取り出して広げるだけで瞬時に組み立てが可能。
●風がなければ、ペグなしでも立っていられます。
●一度こつを掴めば、折りたたみも15秒で可能。
●縫い目は熱処理加工+防水。
●ポリウレタンコーティングで防水性を高めた外張り生地を使用
●2箇所のサイドパネルをあけると、効果的に風を通し結露を防ぐ「Air Cooling System」
●工場での200リットル/平方メートル/時のテストとフィールド実証をクリアした防水性。
●ポールは破損しにくいグラスファイバー製。
●亜鉛メッキされた、ねじれに強いペグを付属。
●コンパクト+軽量のディスク型(直径75cm×4.6kg)。
●Quechuaの生地はUVB98%、UVAで最大95%をカット。
●収納袋の開閉がマジックテープからジッパーに変更  ←仕様変更
●背負って持ち運びする部分の肩パッドがなくなっている ←仕様変更

私が購入した当時から比べてお値段が格段に安くなってますが、肩パッドが無くなってしまったのは残念【2012/4/14 追記】 2012年は、カラーバリエーションが追加です。

Quechua(ケシュア) 2 SECONDS AIR III FLOWER
ナチュラム価格14800円(税込)
●重量:4.6kg
●フライシート素材:ポリエステル(ポリウレタンコーティング)
●インナー素材:透湿性ポリエステル
●グラウンドシート素材:ポリエチレン
●ポール素材:グラスファイバー製
●収納サイズ:直径75cm(ディスク型)
●工場での200 リットル/平方メートル/時のテストとフィールド実証をクリアした防水性。
●ポップアップテント
●3人の就寝でも余裕のあるベッドルーム
●3人使用の場合、ベッドの幅は最大65cm/人に適応します。
●生地は内張りと外張りに分かれており、内部は保護されています。
●フライとインナーの間にシューズが収納できます。
●ジッパー式の大きなD 型のドアを採用、出入りがとても便利です。
●専用収納袋から取り出して広げるだけで瞬時に組み立てが可能。
●風がなければ、ペグなしでも立っていられます。
●一度こつを掴めば、折りたたみも15 秒で可能。
●縫い目は熱処理加工+防水。
●ポリウレタンコーティングで防水性を高めた外張り生地を使用
●「Air cooling」システムを採用し、調節可能なベンチレーションパネルが2箇所に付いています。
●3箇所に結露を防ぐベンチレーション装備。
●ポールは破損しにくいグラスファイバー製。
●亜鉛メッキされた、ねじれに強いペグを付属。コンパクト+軽量のディスク型(直径55 cm×2.4kg)。
●Quechua の生地はUVB98%、UVA で最大95%をカット。
●紫外線から守ります。

Quechua(ケシュア) 2 SECONDS AIR III BANBOO
ナチュラム価格14800円(税込)
●FLOWERと同スペックです。

【準備編】【外から眺める編】でお伝えした「Quechuaのテントは在庫限り?」の心配は相変わらずのようで、1週間前には6種類だったテントも本日時点では5種類に減っちゃいました。。 迷っている余裕はないです!即GETをオススメします

Quechua 2 SCONDS AIRⅢは3人用です。 我が家は夫婦+8歳の娘という家族構成ですので、これで広さは十分です。インナーテントの床サイズは幅190×奥行225cmですので、一人が子供だと川の字に寝ればかなり余裕があります。


インナーテントの高さは90cm程度です。我が家のメインテントは高さが190cmもあり、中で大人が立ち上がっても頭が天井に付きませんでしたので、着替えなんかは立ったままでも余裕で出来ましたが、これはそうはいきませんね。 ポールで立ち上げるドーム型テントとは構造が違いますので、このあたりは仕方ありませんね。とはいっても、着替えが出来ないほどの低さというわけではありません。


テントにはいってまず目に付いたのが、テントの後方パネル上部にあるメッシュ窓です。【外から眺める編】でもお伝えしたように後方にベンチーションがありますが、インナーテントにもこのメッシュ窓があることで、アウター側の前ドアを開けるだけで、前後の空気の流れが生み出されます。メッシュですので、ここから虫が侵入する心配はありません。


インナーテント後方パネル上部にはフックが着いています。LEDランタンなどを引っ掛けるにはもってこいですが、テント天井の中心に無い点がちょっと残念。 吊り下げ方のインナーテントは、天井中心部分に重みが掛けられない事が理由だと推測しています。 欲を言えば、前方の同じ場所にもう一つフックがあっても良かったです。


中に入って前ドア方向を眺めてみます。 インナーテントの半月型が良く分かりますね。前ドアが天井いっぱいまであるのは助かります。 インナーテントの前ドア上部3分の1はメッシュである事は前回もお伝えしましたが、なかから外を眺めてみると、結構外の人と目線が合っちゃそうだなぁ。。と思いました。



ゴロンと寝転んで天井を眺めてみます。インナーテントを吊り下げている部分は前後だけですので、天井自体はごらんの様な滑らかな感じです。


インナーテントの素材は、商品説明では「透湿性ポリエステル」と書かれています。 透湿性ポリエステルは、一般的には水分が透過する素材に用で、シャワーカーテン、茶漉し、香り袋などに使われることが多いようですが、ある程度の撥水性も期待出来るそうです。
触った感じでは、柔らかい綿の様な肌触りです。


インナーテントは吊り下げ型です。フライシートとインナーテントの間に隙間がある事は、テントでは重要な要素の一つです。 空気の層があるという事は、空気の流れを遮断すれば保温性が期待できますし、ベンチレーションなどがあれば、空気の流れが生まれますので夏場の快適性が増します。


インナーテントを吊り下げているフックを前方だけ外してみました。後方側を見てみると、どのように釣り下がっているのかが良く分かりますね。
フライシートとインナーテントは、このフックだけで繋がっているわけではないようですが、切り離す事も出来ると思います。



 【中から眺める編】ですので、中に戻ります。このテントの最大の特徴であるサイドパネルを見てみましょう。 インナーテントの左右は、ごらんの様にかなり大きなメッシュ窓が開いています。メッシュの外は外部のサイドパネルが直接見えます。


メッシュ窓下には左右ともメッシュポケットが付いています。床に置くとすぐにどこかへ行ってしまう携帯電話などの小物を入れるには丁度良いですね。



それではAIR COOLING SYSTEMとやらを眺めてみますか! ごらんの様にテントの屋根をまるで握り寿司の様にパネルが載せられています。
まずはこの海苔のようなパネルと下の部分に注目!

こんな感じで、テント本体と屋根のパネルは繋がっています。この留め具を外すと、ハロの様にミミが左右に開くという仕組みです。



ワイヤーの力で屋根パネルが持ち上がります。もうちょっと強いポップアップ力で持ち上がるのかと思ってましたが、意外とぶら~んとした感じでした。
自然な力で持ち上がるのは、この程度が限界です。



見えてきたのがAIR COOLING SYSTEMの文字です。確かにテントの脇腹が全開になってしまうので、これ以上の空気循環システムは無いですね。


軒下?にはいってテントの中を覗いてみると、反対側まで見通せるほどの開放感です。 確かに暑い日には日よけにもなるし、空気も流れると思いますが、寒い時期に使うとなると、ちょっと心配ですね。
まぁ夏限定のテントにしてもいいと思っていますので、これはこれで私としてはOKです。


このサイドパネルですが、先ほどはテントの外から手で開きましたが、開きたいと思うたびにいちいち外に出るのはちょっと。。。
でもそのあたりは良く考えられた仕組みがあります。


屋根パネルとテント本体に間にあったロープは、パネルの角度をテント内から調節するためのものです。


とりあえず閉めたいときは、こんな感じでロープをいっぱいまで引っ張ります。すると当然ですが屋根パネルは閉じますね。


ロープにはロープエンドが付いていますので、これをギュ~っと絞り込むことで、屋根パネルを好きな角度で固定できるというわけです。


この機構のお陰で、屋根パネルの角度が無段階調整可能です。 夜や強い雨の日は完全に閉じてしまえますし、暑いと思ったらテント内からロープを緩めればすぐに全開になります。 これがAIR COOLING SYSTEMの正体でした。



お値段の割りに中々考えられた仕組みですね。ちなみに窓は虫除けネットになっていますので、全開にしても虫の侵入はありません。
日陰の無いデイキャンプやビーチでも活躍しそうなテントですね。赤ちゃんが安心してゴロゴロ出来る場所にも良さそうです。

という事で【中から眺める編】はこれにて終了です。 全開の【外から眺める編】とあわせて、大体分かっていただけましたでしょうか?
次回はお待たせしました! このテントの最大の関心事であるポップアップを動画でお届けします。
このテントの名前の由来である 2 SECONDS(2秒)というのは、ポップアップに要する時間のことを言っていますが、果たしてそんなに短時間に立ち上がるんでしょうか???


※注意:当ブログに掲載されている価格は、ブログ投稿時の価格です。実際の価格は製品ページにてご確認ください。




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