コットでHop!Step!Jump!シリーズの本日は最終回のJump編です。
前回のStep編で紹介したコールマンのコンフォートマスターシリーズのコットは、ウェザ~マスタラ~の私としては選択は必然と言わざるを得ませんが、フラッグシップモデルのコットがStep編となると、Jump編はその上を行かなくてはなりません。 となるとJump編にふさわしいコットはこれしかないでしょう!
スノーピーク(snow peak) スノーピークコット ハイテンション
ナチュラム価格39800円(税込)
●使用時サイズ:200×65×30cm
●収納サイズ:125×28×28cm
●生地材質:ポリエステル600D・PVC加工
●フレーム素材:アルミアルマイト加工、ステンレス304
●重量:6.0kg
やはりスノーピークの製品ですから品質には絶対の信頼を置いていますが、躊躇するのはこのお値段ですね。
39800円で購入すると、記事掲載時は10%のナチュラムポイント還元ですので、ポイントバック分だけでなんと
Hop編でご紹介したHilanderのアルミGIコットが一つゲットできてしまう程のお値段!
別の言い方をすると、このコット一つでHilanderのアルミGIコットが10脚買えるという事です。
本日のレポではアイテムそのものを穴が開くほど見るだけでなく、それだけの価値があるのかを是非見極めたいと思っています。
それでは早速パッケージから見てみましょう。ナチュラムさんから到着した時のお姿は箱入りでした。
箱を開けてみると予想とちがって、収納袋に入ってませんでした。
収納袋を見ただけで、このコットのデカさが実感できます。
そもそも最初は出来るだけ収納がコンパクトなコットを選ぶつもりが、やっぱり物欲には勝てず
さすがスノーピーク! 収納袋もご立派です。
ひとまず収納袋に本体を入れてみます。 袋はある程度大きさに余裕があるので、スっと入れることが出来ました。
A収納後は巾着のようにロープでギュっと締めてコードロックでしっかり留めます。
A改めて眺めてみるとやっぱりデカイです。 長さを測ってみると長さ130cmオーバーです
それでは組み立てに入りたいと思いますが、その前に各パーツを細かくチェック!
素材はアルミアルマイト加工されたステンレスですので錆び知らずですが、特筆すべきは工業デザイン的な美しさがある点ですね。 久しぶりに「所有する喜び」を感じた気がします
コット本体を眺めてみます。 このコットの収納状態が長いのは、足が綺麗に折られているのに対して左右のサイドポールの長さが残っているためですね。
強度保持の為だと思われますが、もう一押し工夫があるとさらに嬉しいですね。
面白いのがこの部分。 コットの足は先端がちょっとだけ外に向いていますが、さらに交差している足も微妙に位置がずらされています。
収納状態はまるでがま口の様に上手く重なっていて、安易に開いてしまう事はありません。
片方の足を持ち上げると、互い違いに重なっていた足が左右に分かれます。
足を一杯まで開くのですが、よく見てみるとジョイント部分がちょっと面白いです。
足は結構な太さのパイプが交差していますので、付け根がちょっとだけずれるんですね。その分サイドポールとの接合部分がごらんの様にずれています。
一杯まで広げればサイドポールにピッタリ固定されます。 カチっとラッチがあるわけではないので、内側にバタンと折れちゃうんじゃないかと心配になりますが、ご覧の様に外向けに若干余分に広がってますので、コットに体重が掛かれば問題なさそうです。
全開するとこんな感じになります。
ちょっと長さの足りないコットという印象です。
あとはゆっくり開くだけ。。
ひっくり返して足で立ってもらいます。結構どっしりした感じになりますね
上から見ると明らかにコットの長さが足りません。 ここからがこのコットの特徴的なトランスフォーム開始です。
内側に折られていたコットのシートにはスリーブが付いています。
サイドポールの先をつまんでゆっくり引き出すと、サイドポールがス~っと伸びます。
サイドポールをちょっとだけ延ばしたところでスリーブにポールを差し込みます。
最後にスリーブの先に手を突っ込んでポールを引っ張りながら延ばしきります。
左右のサイドポールを同じように引っ張り出せば、ごらんの様にコットシートがあるべき長さになります。
これにてコットは完成です。 組み立てに関しては、HilanderのアルミGIコットのような余計な力は全く不要ですし、コンフォートマスターのローコットの様な複雑な作業も必要ありません。
比べて見て分かりましたが、これは素晴らしい機構です。
ちなみに組み立てた後はごらんの様に2つ折りに出来てしかも自立しますので、使用しないときに脇に置いておく事が出来ます。
ついでにちょっと縫製を見てみます。さすがスノーピークの製品です。ほつれなどは全くありませんし、ミシンの処理も完璧です
コットのシート素材はポリエステル素材です。600デニールというのはかなりしっかりした織です。
PVC加工までされているそうですので、かなり長く使えそうです。
オマケのレポです。このコットのオプションもついでにゲットしました。
スノーピーク(snow peak) 床面保護カバー
ナチュラム価格1575円(税込)
●サイズ:630×95mm
●2枚入り
●材質:ポリエステル
●重量:150g
●カラー:ブラック
スノーピークコット ハイテンション専用の床面保護カバーです。
コットの足は先端はプラスチックキャップがついていますが、結局は1点で接地するため、床面にはかなりの力が掛かります。
テントシートの上などに置く場合は、これはあったほうが良いです。
素材はポリエステルですが、こちらも織や縫製がしっかりしています。
上面の左右には、コットの足を差し込むポケットが付いています。
早速装着してみましょう。
装着方法は簡単です。コットの足の先端を床面保護カバーのポケットに差し込むだけです。
注意点としては、装着時にはコットの足は閉じておくという点です。
A装着後、コットの足をゆっくり開けば。。。
床面保護カバーが引っ張られてキッチリ固定されます。 これでコットの足が直接床に接地することはありませんね。
はい、完成です さすがスノーピーク! 見た目もカッコイイですし、一つ一つのパーツや機構もしっかりしています。
39800円というお値段は、Hop編、Step編のコットと比べたら、やはり納得という感じがしました。
やはりこのコットは最高峰です! 横になった感じも他のコットとは一味違いました。
他の2つのコットとは一線を画す寝心地と品質を見るにつけ、Jump編にふさわしいコットだったというのが私の結論です。
フィールドデビューが楽しみです
3回シリーズでお伝えした「
コットでHop!Step!Jump!」はいかがでしたでしょうか?
素材や仕組みが異なる3つのコットを紹介しましたが、それぞれ良さがありましたね。
HilanderのアルミGIコットはやはりコストパフォーマンスの良さ、コールマン コンフォートマスター ローコットはコンパクトさとクオリティの絶妙なバランス、そして今回ご紹介したスノーピークコットハイテンションは最高峰の寝心地といった感じでしょうか?
Coleman(コールマン) コンフォートマスター コンパクトローコット
Amazon価格13,125円(税込)
●材質 フレーム:アルミニウム、スチール/シート:ポリエステル
●使用時サイズ:約190×63×17(h)cm
●収納時サイズ:約60×12×19(h)cm
●座面高:約16cm
●重量:約5.1kg
●耐荷重:約80kg
●付属品:収納ケース
Hilander(ハイランダー)アルミGIコット
ナチュラム価格3980円(税込)
●材質/生地:ポリエステル600D
●フレーム:アルミニウム 25×25×1.0(mm) / 25×35×1.1(mm)
●収納袋:ポリエステル600D
●本体サイズ:W190×65×H45(cm)
●収納サイズ:W95×18×10(cm)
●重量:5.5kg
●耐荷重:約80kg
●カラー:
ブラウン /
グリーン
我が家はこれから3人でこれらを分け合いますが、私には一体どれが回ってくるのかな?
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