ウェザーマスターワイド2ルームコクーン【設営編】

Hisane

2012年02月21日 00:58

今年のコールマン新製品フィールド発表会レポの第1弾は、やはりリクエストが多かったウェザーマスターワイド2ルームコクーンから行きましょう!

今年のウェザーマスターの幕はコレ一本とはっきり分かるほど一押しのアイテムでした。何といってもコクーンが2張りもあったんですから!
明らかに後発のコールマンが昨年の2ルームハウスの後に送り出したわけですから、マスターシリーズのDNAの踏襲だけではなく、選んでもらえる幕である事が期待されますね。

城南島ではじめて目にしたコクーンは、期待通りのカッコよさだけでなく、近づくと分かる魅力が満載でした。
注目度もピカイチで、多くの人が興味深げに長時間じっくり見るという感じでした。
かくいう私ももちろん同じでしたが


 Coleman(コールマン) ウェザーマスターワイド2ルームコクーン
コールマン参考価格138,600円(税込)
●定員:4~6人用
●使用時サイズ:
 約670 ×400 × 210(h) cm (本体)
 約360(260)×240×190(h)cm(インナーテント)
●収納時サイズ:約φ40×84cm
●重量:本体/約14.4kg ポール/約10kg 付属品/約2.4kg
●耐水圧:約3,000mm(フロア:約10,000mm)
●材質:
 フライ/210Dポリエステルオックス(UVPRO、PU防水、シームシール
 インナー/68Dポリエステルタフタ(撥水加工)
 フロア/210Dポリエステルオックス(PU防水)+PVC
 ポール/(メイン)アルミ合金 約φ19mm×2
     (サポート)アルミ合金 約φ19mm×2
     (センタールーフ)アルミ合金 約φ16mm×2
     (ミドル)アルミ合金 約φ14.5mm×2
     (キャノピー)スチール 約φ19mm、長さ180cm×2
●仕様:キャノピー、メッシュドア×2、ストームガード、
    ベンチレーション、コード引き込み口、メッシュポケット
●付属品:ルーフフライ、キャノピー
     ポール、ペグ、ロープ、ハンマー、キャリーバッグ
●テント内の空気をスムーズに循環させるベンチレーションをインナーテントドアとトップに装備
●結露を防止するルーフフライを標準装備
●スクリーン部両サイドに出入り口を装備


今回城南島に行ったのはほとんどコクーンに会いに行ったも同然ですので、何よりも詳しくレポを残したいと思います。
いつもの様に【眺める編】をお届け予定ですが、今回は頂いたコメントにリクエストが多かった【設営編】から書きます。
私も一番気になったの「設営が大変何じゃないの?」という点でしたから

今回のフィールド発表会では、コクーンの設営デモンストレーションを繰り返し行っていましたので、その様子を見ながらコクーンの設営方法だけではなく構造もしっかり見て行きたいと思います。
まだ取り扱い説明書が公開されてないため正確なパーツの名前が分かりませんので、それっぽい呼び方で説明します

デモ前のコクーンです。 幕は基本的に本体とルーフフライだけです。最初に本体を広げてポールを周りに配置しておく事で効率よく設営する事が出来ます。
設営サイズはキャノピーを開いた状態で670cm×400cmですので、2ルームハウスよりちょっとだけ大きい感じです。
設営時にもそれなりの広さが必要ですね

まずは真ん中にあるスリーブにセンターポールを通します。 スリーブの両端は、差し込むポールと同じ色になっているので分かりやすいですね。
このあたりはウェザーマスターの共通仕様です。

続いて2本のメインポールを並行に渡します。

メインポールの中心に開いている穴に、センターポールの両端を差し込みます。
この時点でポールはH型に接続される事になります。
近くで見るとこんな感じになっています。 早くも幕が立ち上がる。。
Yosshyさんから頂いたリクエスト画像その1です。メインポールの穴にセンターポールに通した後は、本体から伸びているベルト先のリングを引っ掛けるようです。 分かりますかね?確かにちょっと弱そうに見えますね。
メインポールの両端を本体コーナーのクリップに差し込みます。
全部で4箇所です。

すでに本体が立ち上がり始めますが、風が強い時にはこの時点でコーナーをペグダウンすべしというアドバイスでした。
パッと見た感じではペグがちょっと細くなったような。。

本体があっという間に立ち上がりましたが、確かにここに横風を受けるとちょっとキツイかな。。
この時点でのペグダウンはやはり必須ですね。ドームテントの様にポールがクロスになってないので、ここまでは何とか一人で出来そうです。
スリーブに通したセンターポールにぶら下がる形で、立ち上がっているのが分かります。センターポールをメインポールに差し込んでいるだけですので、あまりゆすると抜けそうです。
さっさと次工程へ。。

本体に付いているフックをメインポールにドンドン引っ掛けます。赤いフックを赤い印のメインポールに引っ掛ければ良いので分かりやすいと思います。
あっという間にここまで立ち上がりました。もう半分くらい完成した感じですね。説明しながらの設営でしたが、ここまでたったの5分です。
一見左右対称のコクーンですが、Dドアが付いている方が前になります。この場合の右半分が前方になります。
黒縁メガネが前と覚えましょう
センターポールの両端にサイドポールを差し込んで、ちょうど中心を縦に渡す要領で配置します。

Yosshyさんからのリクエスト画像その2です。
センターポールとサイドポールの接続部分のアップ写真はちょっと手元に無かったので、トリミングして近くに寄ってみました。ポールを差し込んでいるだけだと思います。
この部分は3本のポールが接合している部分なので結構カナメの部分だと思いますが、刺さっているだけという意味では弱点になりかねない部分ですね。
接地する部分にクリップが付いていますので差し込めばOKです。
これもカンタンカンタン
つづいてフロントポールをブルーのスリーブに通します。 ルーフのポールなんて高くて通しづらいのでは?と思い込んでましたが、こうしてみると全く問題ないですね。
メインポールにクロスする様にして、接地する部分でクリップに差し込みます。
リアポールも同じ要領で対応します。
メインポールとフロントポールがクロスする部分を本体側についているベルクロでしっかり固定します。
最後はコクーンのユニークな顔を決めているといっても過言ではない、ナナメポール(名前が分かりません)をセンターポールとフロントポールの間のスリーブに通します。
スリーブには切れ目が無いのでスルスル通せるようですが、反対側にもう一人いてくれたほうが良さそうです。
このナナメポールをサイドポールの真ん中あたりにあるジョイントのクリップに差し込みます。
ジョイント部分のクリップは、こんな感じになっています。 このパーツは初めて見ましたが、クリップは今までのものと構造は同じみたいですので、ポールが抜けてしまう事は無いと思います。
左右からグサグサっと差し込めばY字型になります。上からの力を1本のサイドポールに集中させる形になりますので下方向には強そうですが、下からあおられたらどうでしょう。。
本体をポールとクリップで留めれば、風による幕のばたつきが防げるそうです。

これでポールの設置は全て完了です。 私の印象としては「へぇ~、意外にカンタンだな。。」という感じです。
一人ではさすがに厳しそうですが、無茶している感じは全く無しです。

ここからは最後の仕上げです。細かい部分をキッチリと締め上げます。
本体とポールをベルトでしっかり繋ぎとめます。これを怠るとしわ寄ったり、風でばたついたりしますのでしっかり留めましょう。

見た感じは適当。。感がありますが、キッチリと巻く事が大切だそうです。 このベルト、、何とかって名前で呼んでましたけど。。忘れてしまいました
最後はルーフフライを被せます。 まずはフロント側でルーフフライを広げて準備します。
ルーフフライの角に付いている長いゴムループをフロントポールにしっかり固定します。
しっかりと引っ張ればルーフフライをピンと張れますので、ここはしっかりと。。

あとは2人で仲良く後方へ向かって「やぁ~ぁ~ぁ~」と声を出しながら走るだけ

ルーフフライの位置を調整しながら、コーナーと真ん中をしっかり固定します。

ピンと張ればごらんの様にルーフフライは美しいカーブを描きます。 これはちょっと練習が必要かな。。


最後はスカートをペグダウンします。 これをキッチリ隙間無く処理しておけば、隙間風無く快適に過ごせます。

これにて設営完了です。 ここまでほぼ10分しか掛かってません。スタッフの方がデモを繰り返して2日目だったとしても、一度設営方法を見ればそんなに難しくない事が理解出来ます。
2ルームタイプの幕を購入する際の心配事の一つは設営方法がどれだけ簡単か?という事だと思いますが、これならそんなに心配は要らないのではないでしょうか?


コクーンの魅力は見た目の美しさにあると思いますが、よく考えられた構造がそれを作り出しているんですね。 設営の不安が解消したところで、次は細かい所を眺めましょう!
次回は【外から眺める編】をお届けしますのでお楽しみに!

※注意:当ブログに掲載されている価格は、ブログ投稿時の価格です。実際の価格は製品ページにてご確認ください。  


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