2011年09月28日
Pilz15 【天井虫除けネット眺める編】
先日、ハローウッズオートキャンプ場でPilz15を無事デビューさせる事が出来ました。
3日間過ごしましたが、本当に素晴らしいモノポールテントでした。 存在感だけでなく、機能も広さも言うこと無しです。
これからの我が家のキャンプシーンを大きく変えてしまう事は間違いありません。
ちなみに私が購入したPilz15は、ナチュラムさんの頑丈ペグとセットのものです。
小川キャンパル(OGAWA CAMPAL) 【ピルツ15】+【頑丈ペグ20×4本】&【頑丈ペグ30×4本】セット
ナチュラム価格78000円(税込)
【ピルツ15本体】
●幕体重量:約11.0kg
●ポール重量:約3.5kg
●フライ素材:ポリエステル150d(耐水圧1500mm)
●グランドシート素材:ポリエステル210d(耐水圧1500mm)
●ポール素材:スチールφ32mm(308cm〈3本継〉)
●パッキングサイズ:120×28×32cm
●付属品:張り出しポール、スチールピン、張綱、金づち、収納袋
【頑丈ペグ20】
●サイズ:(ヘッド部/9mm、打込み部/7mm)
●材質:スチール(黒電着塗装)
●重量:70g
【頑丈ペグ30】
●サイズ:300mm(ヘッド部/13mm、打込み部/9mm)
●材質:スチール(黒電着塗装)
●重量:185g
このセットですが、本体価格にプラス800円でHilanderの頑丈ペグが8本も付いてくるのでとてもお得です。
いつもなら【開梱編】~【眺める編】までシリーズでお伝えするところですが、今回は反響が大きかった天井部の自作虫除けネットからご紹介したいと思います。
Pilz15はオーナーさんも多いですし、私が紹介するよりも詳しい記事が多いとおもいますので、ここはPilz15オーナーにとってはきっと有益だと思われる虫除けネットからご紹介する事にしました。
こちらが私が初めてキャンプフィールドで設営したPilz15です
何より設営の簡単さにまず驚愕しました。 いままでのドームテントはなんだったの?というくらい短時間に設営可能でした。
このモノポールテントの素晴らしさは【眺める編】で紹介予定ですが、買う前から分かっていた唯一の心配事。。
それはこの頭頂部のペンチレーターです。 Tipi型テントらしく、焚き火の煙を逃がすために必要な機構ですが、どうしても虫が入ってきてしまいます。 虫対策もテーマとしている私としては、何とか解決したい部分です。
小川キャンパルだけでなく様々なメーカーのモノポールテントのオプションを探しましたが、この問題を解決してくれる方法は中々見つかりませんでした。
やっぱりこれは自作するしか無いと決心し、早速必要な要件を頭に浮かべました。 折角素晴らしいテントなのですから、それを台無しにはしたくありませんし、機能性と実用性を両立させたいです。
その為に考えた要件は、だいたい以下の様な感じです。
同じモノポールテントの同じ課題を解決しているパーツですので、まさに要件にピッタリでした。 このデザインをほぼ踏襲しつつ、いままで数々のキャンプギアを見てきた経験を踏まえて出来る限りしっかりしたものを作ろうと考えました。
とうはいうものの、ずぼらなO型の私は設計図なんぞは全く作るつもりは全くありません
まるで工作の様に様々な部品を組み合わせて虫除けネットを自作しました。 この虫除けネットの材料や製作方法は、次回の【天井虫除けネット製作編】でじっくりと届けする予定です。 本日は装着した様子を眺めていただきます。
本日はいきなりPilz15に装着するところからご紹介します。 こちらが何も着けていないPilz15の天井部です。 白いロープを引っ張ると、吊られる様に頭頂部のベンチレーターが開きますが、この機構のお陰でネットを装着するのに邪魔になるロープやガイドが満載です。
ちょっとわかり辛いですが、こちらが自作した虫除けネットです。
当初はテント設営後にあとから着ける予定だったのですが、現場で問題が発覚。
実は設営後だとペンチレーター部分が高すぎて全く手が届きません。
妄想だけで設計すると購入問題に遭遇しますね
仕方なく、ポールを立ち上げる前にの幕に潜り込んで事前に装着しました。
装着方法はきわめて簡単です。 ベンチレーターの8角形を形作っている5mmほどのポールにオレンジの引っ掛けパーツでカチっと止めるだけです。 MegahornⅡではファスナーで留められるようですが、私が考えたこの方法でも十分留まります。
グルりと一周装着したところでポールを立ち上げます。 これはかなりの重労働ですが、持ち上がらないほどの重さではありませんので、落ち着いて持ち上げれば問題ありません。
こちらが立ち上がった直後の虫除けネットです。 まだベンチレーターは閉めたままです。
ごらんの様にネットが装着部分から60cmほど垂れ下がった状態になっています。
このネットですが一体何を使っているのか?といいますと、ナチュラムさんで簡単に入手可能なベルモントの防虫ネットを2つ連結しているだけです。
ベルモント(Belmont) 防虫ネット
ナチュラム価格610円(税込)
●材質:ナイロン100%
●カラー:ブラック
●人にやさしい、自然にやさしい(防虫ネット)
もともと虫の進入を防ぐ目的で作られていますから、防虫能力は全く問題ありません。 加えてネットの内側からの可視性も備えていますので、ネット越しの空もばっちり見えるというわけです。
何より引かれたのがこのお値段です。 製作する虫除けネットのメインパーツですので、この安さは結構重要ですね。
この装着方法だと、ペンチレーターの開閉機構には全く干渉しません。
このあたりはHegahornⅡの虫除けネットとほとんど同じです。
この防虫ネットには、もともと巾着の様に絞り込む機構が備わっていますので、それを応用してごらんの様に下端をギュっと締める事が出来ます。
このお陰で虫は内部へ進入できなくなるわけです。
こちらは真下から見た様子です。一見ベンチレーター開閉用のロープが干渉しているように見えますが、ロープが2本通っているだけですから、上下させるのは全く問題ありません。
虫除けネットを装着したままロープを引っ張ってベンチレーターを開けてみました。 もともと可視性に優れたネットですので、ごらんの様に空も綺麗に見えますよ
虫除けネットは、テント設営後でも脱着可能にするためには、ぐるりと一周しているネットを切り離せるようにしなくてはなりません。
防虫ネット2つを連結させる際に、ファスナーを使う事で解決しました。
下端部は絞るだけでは微妙な隙間が生まれますので、絞り込んだ際に残るロープで下端を軽く縛りました。
この虫除けネットですが、測定もせずに製作したので、どこまで垂れ下がるのか分かりませんでした。 あまり下まで下がってしまうと、インナーテントを引っ掛けているポールのDリングに干渉してしまいます。
ところが奇跡的に絶妙なサイズであることが装着後に分かりました
装着してみて発見した想定外の動きがこれ。 虫除けネットの下端を縛ったままベンチレーターを下げたところ、垂れ下がったネットがそのまま上にたくし上げられました。 この状態では虫は外からは入ってきませんが、これはこれでOKかな。。
引いて眺めてみると上部に綺麗に収まっているので、かえってこちらの方がすっきりしますね。
自作したPilz15用の虫除けネットをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
この虫除けネットのお陰で、外では虫に刺されまくりの状況でもテントの中には虫は一切侵入しませんでした。
装着してみて分かった事としては、
●別に脱着可能である必要はないです(着けっ放しでも構わない)
●ベルトをつければ未使用時の巻上げは可能だとおもいますが、そもそも手が届きません。
●ネットの可視性のお陰で、ベンチレーターから見える空や明りは十分見えます。
です。 やはりキャンプギアのパーツの自作はキャンプフィールドで実戦しながら考えるのが一番ですね。
それでも下調べが足りない割にはほぼ完璧なデザインになったので、私としてはかなり満足でした。
このネットを自作されたい方は沢山いらっしゃると思いますので、次回は【天井虫除けネット製作編】をご紹介予定です。
※注意:当ブログに掲載されている価格は、ブログ投稿時の価格です。実際の価格は製品ページにてご確認ください。
3日間過ごしましたが、本当に素晴らしいモノポールテントでした。 存在感だけでなく、機能も広さも言うこと無しです。
これからの我が家のキャンプシーンを大きく変えてしまう事は間違いありません。
ちなみに私が購入したPilz15は、ナチュラムさんの頑丈ペグとセットのものです。

ナチュラム価格78000円(税込)
【ピルツ15本体】
●幕体重量:約11.0kg
●ポール重量:約3.5kg
●フライ素材:ポリエステル150d(耐水圧1500mm)
●グランドシート素材:ポリエステル210d(耐水圧1500mm)
●ポール素材:スチールφ32mm(308cm〈3本継〉)
●パッキングサイズ:120×28×32cm
●付属品:張り出しポール、スチールピン、張綱、金づち、収納袋
【頑丈ペグ20】
●サイズ:(ヘッド部/9mm、打込み部/7mm)
●材質:スチール(黒電着塗装)
●重量:70g
【頑丈ペグ30】
●サイズ:300mm(ヘッド部/13mm、打込み部/9mm)
●材質:スチール(黒電着塗装)
●重量:185g
このセットですが、本体価格にプラス800円でHilanderの頑丈ペグが8本も付いてくるのでとてもお得です。
いつもなら【開梱編】~【眺める編】までシリーズでお伝えするところですが、今回は反響が大きかった天井部の自作虫除けネットからご紹介したいと思います。
Pilz15はオーナーさんも多いですし、私が紹介するよりも詳しい記事が多いとおもいますので、ここはPilz15オーナーにとってはきっと有益だと思われる虫除けネットからご紹介する事にしました。


何より設営の簡単さにまず驚愕しました。 いままでのドームテントはなんだったの?というくらい短時間に設営可能でした。

それはこの頭頂部のペンチレーターです。 Tipi型テントらしく、焚き火の煙を逃がすために必要な機構ですが、どうしても虫が入ってきてしまいます。 虫対策もテーマとしている私としては、何とか解決したい部分です。
小川キャンパルだけでなく様々なメーカーのモノポールテントのオプションを探しましたが、この問題を解決してくれる方法は中々見つかりませんでした。
やっぱりこれは自作するしか無いと決心し、早速必要な要件を頭に浮かべました。 折角素晴らしいテントなのですから、それを台無しにはしたくありませんし、機能性と実用性を両立させたいです。
その為に考えた要件は、だいたい以下の様な感じです。
1.虫の進入を完璧にシャットアウトできる事。こんな都合の良い要件を実現できる虫除けネットの形が当初は全く浮かびませんでしたが、ネットを徘徊しているうちに Luxe OutdoorのMegahornⅡの虫除けネットを見つけました。
2.頭頂部のペンチレーターの開閉が可能である事。
3.頭頂部のペンチレーターから見える空がキチンと見える事。
4.インナーテントに干渉しない事。
5.設営後に脱着可能である事。
6.未使用時に巻き取り可能である事。
7.安価な材料で簡単に作れる事。
同じモノポールテントの同じ課題を解決しているパーツですので、まさに要件にピッタリでした。 このデザインをほぼ踏襲しつつ、いままで数々のキャンプギアを見てきた経験を踏まえて出来る限りしっかりしたものを作ろうと考えました。
とうはいうものの、ずぼらなO型の私は設計図なんぞは全く作るつもりは全くありません



当初はテント設営後にあとから着ける予定だったのですが、現場で問題が発覚。
実は設営後だとペンチレーター部分が高すぎて全く手が届きません。
妄想だけで設計すると購入問題に遭遇しますね

仕方なく、ポールを立ち上げる前にの幕に潜り込んで事前に装着しました。



ごらんの様にネットが装着部分から60cmほど垂れ下がった状態になっています。
このネットですが一体何を使っているのか?といいますと、ナチュラムさんで簡単に入手可能なベルモントの防虫ネットを2つ連結しているだけです。

ナチュラム価格610円(税込)
●材質:ナイロン100%
●カラー:ブラック
●人にやさしい、自然にやさしい(防虫ネット)
もともと虫の進入を防ぐ目的で作られていますから、防虫能力は全く問題ありません。 加えてネットの内側からの可視性も備えていますので、ネット越しの空もばっちり見えるというわけです。
何より引かれたのがこのお値段です。 製作する虫除けネットのメインパーツですので、この安さは結構重要ですね。

このあたりはHegahornⅡの虫除けネットとほとんど同じです。

このお陰で虫は内部へ進入できなくなるわけです。




防虫ネット2つを連結させる際に、ファスナーを使う事で解決しました。


ところが奇跡的に絶妙なサイズであることが装着後に分かりました



自作したPilz15用の虫除けネットをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
この虫除けネットのお陰で、外では虫に刺されまくりの状況でもテントの中には虫は一切侵入しませんでした。
装着してみて分かった事としては、
●別に脱着可能である必要はないです(着けっ放しでも構わない)
●ベルトをつければ未使用時の巻上げは可能だとおもいますが、そもそも手が届きません。
●ネットの可視性のお陰で、ベンチレーターから見える空や明りは十分見えます。
です。 やはりキャンプギアのパーツの自作はキャンプフィールドで実戦しながら考えるのが一番ですね。
それでも下調べが足りない割にはほぼ完璧なデザインになったので、私としてはかなり満足でした。
このネットを自作されたい方は沢山いらっしゃると思いますので、次回は【天井虫除けネット製作編】をご紹介予定です。
※注意:当ブログに掲載されている価格は、ブログ投稿時の価格です。実際の価格は製品ページにてご確認ください。
2011年09月25日
ハローウッズの締めはいつもココ

ハローウッズオートキャンプの締めは毎年レース場内のレストラン ブリックヤードでハンバーガーを頂きます。
今回のキャンプは天候にも恵まれて、またピルツ15も無事デビューを果たせましたので、大成功だったと思います!
来年もまた来ます!
2011年09月25日
2011年09月25日
ピルツ15の撤収は楽でした!



センターポールを外すだけでクシュっとなるのは素晴らしいです。
今回は初日の設営時が雨上がりでしたので、グランドシートがびしょびしょでした。仕方なく一度外して乾燥させました。
それでも乾燥の時間を除くと、撤収はドームテントとは比べ物になりませんでした!
2011年09月25日
2011年09月25日
2011年09月25日
2011年09月25日
2011年09月24日
2011年09月24日
2011年09月24日
2011年09月24日
2011年09月24日
2011年09月24日
2011年09月24日
2011年09月24日
2011年09月24日
ピルツ15の結露



シングルウォールのシェルターの宿命ですが、内側と外側の気温差があれば結露します。
ピルツ15も例外ではなく、全面結露しました。
ただこの日は、上からポタポタと滴が落ちて来るほどではありませんでした。
こんな時でも、インナーテントはサラサラ快適です!