2010年11月04日
Coleman XPS Battery Pack 【購入編】
このバッテリーパックに関しては、検討からAmazonからゲットするまでの【購入編】、アイテムを眺める【開梱編】 、日本で安全に充電する方法を考えてみる【充電編】に分けてお届けする予定です。 本日はその第1回目、【購入編】です。
6V XPS Rechargeable Battery Pack
Amazon.com $20.45
●Upgrades any Coleman XPS product to rechargeable
●Works with any XPS-capable Coleman product
●Interchangeable with XPS 4 D battery pack
●120 v and 12 v adapters included
●Runtime varies by product
●Color changing LED indicates when fully charged
●Dimensions: 2.8″H X 3.4″W X 3.3″T
私が勝手に赤Duoと呼んでいる今回購入したColeman LED Duo Lantern の正式名称は、「Coleman 4D XPS LED Duo Lantern」でございます。
Coleman 4D XPS LED Duo Lantern
Amazon.com $46.43
●Dimensions: 10.5″H X 6.5″W (高さ27cm × 16.5cm)
●Product weighs 47.1 oz without power source
●Beam distance: 10 meters for lantern, 8 meters for light panel
●Two lanterns in one
●56 hours of runtime for Lantern, 2.5 hours for Light Panel
●1.5 hours per each rechargeable panel when removed from the charging base
●150 lumens for lantern, 60 lumens for light panel
●Wide handle openings accommodate work gloves
●Tough polycarbonate lenses resists damage
●Each lanterns panel has individual on/off switch
●Lantern foldout foot allows individual panels to stand on their own
●Perfect for campsite or power outages when light might be needed in more than one place
●Light includes 4 D battery pack
●Optional 6V rechargeable battery pack available
●Each lighting panel has individuall on/off switch
4Dというのは、日本でいうところの単1型乾電池の事をアメリカを始めとする海外ではD Typeと呼んでいて、それを4本使用するという意味です。
XPSというのは「Exchangeable Power System」の略で、通常は乾電池が電源である電気製品を充電式バッテリーで置き換える事を可能にするものです。 このXPSが優れているのは、ただ充電式バッテリーに置き換えるだけではなく、バッテリー本体が製品間で共通化されている点です。
つまり専用バッテリーパックではなく、他の製品でも使える様に電気的規格や大きさなどを共通化しているということですね。
このXPSを採用している製品は日本ではまだ未発売ですが、海外のColemanでは既にいくつか発売されています。
Coleman LED Duo LanternもXPS対応製品の一つという事になります。
このシステムは良く考えられていますね。 電池式から充電式バッテリーに変更出来るというだけでなく、バッテリーがヘタってしまった時にも容易に交換できるという事でもあります。 使用済み電池を捨てては交換するという、昨今のエコロジー時代ではあまりよろしくない状況を改善できます。
製品間で共用可能な標準バッテリーにした点も、再利用性という点で優れていますね。製造コストも当然下がると思われます。 何よりユーザーに乾電池か?充電式バッテリーか?という選択肢を与えてくれている点がすばらしいです。
話はちょっと脱線しますが、赤Duoがどうして中々日本上陸しないのか?という疑問があったのですが、もしかしたらこのXPSを日本で採用するという点が上陸を阻んでいるのではないか?と個人的には考えるようになりました。つまり、XPSを採用したアイテムを一つだけデビューさせるとXPSのアドバンテージが理解されませんし、電池式だけでデビューさせるとXPSという名前を取らなくてはなりませんよね?
残念ながら赤Duoの兄貴分のクワッドLEDランタンはXPSには対応していません。
このXPSは面白いなぁ~と考えて今回ゲットしてみようと思ったわけですが、赤Duo【ポチった編】で寄せられたコメントの中に輸入制限等で購入出来なかったという情報が寄せらました。 この話が上がったときには既に我が家にバッテリーが到着済みでしたので、本当はNGで規制をすり抜けてしまったのか?それとも規制対象になっていないのか?はっきりしませんでした。
このブログで紹介からには輸入規制されているものを書くわけにはまいりませんので、ここは是非はっきりさせようと思いました。
まずは法律や規制に関する確認をしてみました。 海外通販を通した輸出入に関しては、例え個人輸入であったとしても規制はあるようです。 日本における貿易に関する情報(特に規制に関する情報)は、日本貿易振興機構(JETRO)に詳細に書かれています。電池やバッテリーに関する輸出入規制についての説明も見つけました。
規制を大別すると2つの規制があるようです。
一つ目は航空および船舶に関する法律上の危険物としてのバッテリーの輸入禁止です。 特にリチュームイオンバッテリーに関しては強い規制があります。ちょっと前に話題になった、ノートパソコンなどのバッテリーの発煙や発火事件が背景にあるようです。したがって乾電池や鉛やニッカドバッテリーは対象になってない様です。
もう一つの規制がリサイクル関連の法律です。使用済みバッテリーを資源として取り扱った上で、その輸出入に関して規制があるようです。 資源という意味だけではなく、有害で危険な廃棄物の適正な取り扱いも規制対象です。 輸入してどこかのに勝手に捨ててしまうなんて事が無い様にするためでもあります。
日本の通販サイトでも、輸入に関する規制をまとめているところが沢山ある事がわかりました。例えば楽天だとこんな感じで説明しています。
バッテリーの種類によっては輸入できない物がある事が分かりましたが、XPS Rechargeable Battery Pack はどうなんでしょう?重要なのはバッテリーの種類です。説明書を見てみるとこんなマークが付いています。 おなじみのリサイクルマークの下に書いてある「Pb」は元素記号の鉛を意味します。
未使用の鉛のバッテリーですので、おそらく輸入禁止品の対象にはなっていないと思われます。
自分が調べた範囲では法律上はおそらく大丈夫という結論なんですが、何せ素人がちょっと調べただけですので、本当に問題ないのか自信はありません。 そこで思い切って輸出元であるAmazon.comさんにこの点に関して質問してみました。
既に我が家に到着してしまっているアイテムの問合せですが、実は日本向けに輸出してはダメだったという場合は最悪返却という事になってしまうのでは無いかと内心ドキドキでした。
やぶ蛇にならない事を祈りつつ、出した質問はこんな内容です。 (Amazon.comへの質問の方法はこちらを参考にしてください)
Hello Amazon.com I've heard there are some restriction in exporting the rechargable battery item to Japan in law . Is there any concern to buy the following item from Japan? Coleman 6V XPS Rechargeable Battery Pack Thanks. (訳) Amazon.comさん、こんにちは 日本向けの充電式バッテリーの輸出に関して法律上の規制があると聞いております。 日本から以下の商品を購入するにあたり、何か問題がありますでしょうか? Coleman 6V XPS Rechargeable Battery Pack よろしくお願いします。 |
(写真はあくまでイメージです) |
商品を輸出する側のAmazon.comさんに確認しても問題ないという回答でした。 やはりこのアイテムを日本からポチる事に関しては何の問題も無いようです。 実際に我が家に届いたパッケージには、バッテリーバックに対してもキチンと輸入許可証がついておりました。
という事で、これからポチろうとお考えの方がいらっしゃったら、ひとまず個人輸入に関しては問題無しと思っていただいて結構だと思いますので、是非ゲットすることをお勧めします。
次回の【開梱編】は、実際に到着したブツをいつもの様に穴が開くほど眺めてみたいと思います。お楽しみに~!
※注意:当ブログに掲載されている価格は、ブログ投稿時の価格です。実際の価格は製品ページにてご確認ください。