2009年11月13日
頑丈な黒皮鉄板でできているスノピ グリルプレート
キャンプを始めて半年ほど経ちましたが、鉄板だけはなぜか買ってませんでした。 自分の中では、キャンプと言えばBBQ!BBQといえば鉄板!という勝手な思い込みがありましたが、いざはじめて見るとBBQグリルだけでも結構色々出来ちゃうので、なんとなく後回しになってしまってました。 でもファミキャンなどをすると、決まって焼きそばを作ったりする事が多く、その度に「やっぱり鉄板がほしいね」と思っていたわけです。
過去何枚かの鉄板に出会いましたが、ほとんどのものが最終的には「焦げ&反り」の状態になってしまってました。 焦げに関しては、ユニフレームはコールマンで扱っている「エンボス加工」の鉄板を選べば、焦げ付きにくいしきれいに焼けるという事が分かっていました。
ユニフレーム(UNIFLAME) スーパーエンボス鉄板
ナチュラム価格4900円(税込)
●サイズ:600x400x40mm
●材質:黒皮鉄板(スーパーエンボスNF加工) 、クリアラッカー焼付塗装
●重量:4.5kg
●適合機種:ファイアグリルL・バーベキューグリル・ガーデンBBQグリル
Coleman(コールマン) スーパースチールエンボスプレート
ナチュラム価格3496円(税込)
●本体サイズ:約30×55×2.5(h)cm
●重量:約2.5kg
●材質:スーパーエンボスNF加工鉄板
●対応アイテム:ファイヤースタンドグリル・ガソリンツーバーナー・ツーウェイグリル・マルチユースクッキングスタンド
●焼き面のサイズはコールマンスタンダードサイズに適合
●焦げ付きにくいスーパーエンボスNF加工鉄板(2.0mm厚)
私としてはこのエンボス加工というのははずせないかなぁと最後まで考えていたのですが、今回はそれを選択しませんでした。その最大の理由は、口コミに鉄板本体が反ってしまうと書かれていたからです。
反ってしまった鉄板は、どこに置いてもガタ付いてしまうでしょうし、熱も均一に伝えづらくなるのではないかと想像したわけです。
そこでちょっとの間、鉄板は保留になってしまいました
しばらくして、またキャンプに行ったとき「やっぱり鉄板は必要だよね」と思ってしまうことがあり、いよいよ買っちゃおう!と一念発起しました。
いろいろ考えた挙句に、私が重視したのは焦げ付きにくいということよりも、頑丈で反らない鉄板でした。
そして最終的にたどり着いたのが、スノーピークのグリルプレート黒皮鉄板でした。
スノーピーク(snow peak) グリルプレート黒皮鉄板
ナチュラム価格3980円(税込)
●サイズ:330×500×35mm
●材質:2.5mm黒皮鉄板、クリアー防腐塗装
●重量:3.6kg
●スノーピークのグリルプレートは従来の素材を累皮鉄板にスペックアップしました。
●油馴染みの良い黒皮鉄板は使い込むほど力を発揮します。
黒皮鉄板というのは初耳でした。ユニフレームの鉄板も黒皮鉄板ですね。 口コミで「ダッチオーブンと同じ素材」というのがあちこちに書かれてましたが、私が知っている鋳物のダッチオーブンとは素材感がまったく違います。 ではどういう事なのか?と調べていくうちに、ちょっとだけ分かりました。 理解のために是非見てもらいたいのが、ユニフレームのダッチオーブンです。
ユニフレーム(UNIFLAME) ダッチオーブン 10インチスーパーディープ+【ダッチオーブン用ササラ】セット
ナチュラム価格14200円(税込)
●【ダッチオーブン10インチスーパーディープ】
●材質:本体/黒皮鉄板4.5mm厚(クリアラッカー焼付塗装)、ツル&付属品/ステンレス鋼
●サイズ:(内寸)鍋径26cm×深さ11cm
●満水容量:5リットル
●適正炊飯量:1~7合
●重量:5.8kg
●付属品:ダッチスタンド・底網・レシピブック(※本体部には脚は付いておりません。)
●電磁調理器での使用可能(但し、電磁調理器には空焼き防止機能がついていますので空焼きはコンロで行って下さい)
このダッチオーブンですが、ショップで実物を何回か見ていて、鋳物のダッチオーブンに見られるゴツゴツとした感じではなく、表面がツルツルと光っている点が気になっていました。 改めて商品説明を見てみると、これも黒皮鉄板でした。
この黒皮鉄板で出来たダッチオーブンの売りは、黒皮鉄板の特徴そのものです。
●鉄板を超大型プレス機で絞って製造してあるので、鋳物の様に割れない。
●鋳物の弱点である衝撃やヒートショック(急激な温度変化)による割れは起こらず、頑丈。
●鋳物と比べて熱伝導が均一であり、ムラなく美味しく調理できる。
●業務用の中華鍋やフライパンで使われる黒皮鉄板を使用しているために、通常のお手入れでサビは発生しにくい。
●黒皮に油分が侵み込んでいくために、特別な手入れなしで使える。
スノーピークのグリルプレート黒皮鉄板も、この特徴をほとんどそのまま享受出来るという事ですね。
ユニフレームのスーパーエンボス鉄板も黒皮鉄板ですので、反ってしまうという口コミはとりあえず見られません。
鉄板の大きさそのもののパッケージです。 ダンボールは恐らくしばらくは鉄板入れに使うと思いますが、そのうちボロボロになっちゃうでしょう。。
何か別の収納方法を考える必要がありますね。
表書きに黒皮鉄板の特徴がキチンとかかれてます。特になぜ黒いのか?が書かれてますね。
「独特の黒色は特殊加工を施したものではなく、鉄の成分と炭素が高温によって化合変化した皮膜で素材の色によるものです」
だそうです。
箱から出してみると、とにかくピカピカで美しい鉄板に一目ぼれしました
鉄板として大事な点の一つが深さですね。 焼きそばや、ちゃんちゃん焼きの様なちょっと水が出る焼き物を扱うときは、鉄板はある程度の深さがあったほうがいいに決まってます。 この鉄板は3.5mmの深さがあり、この点は十分クリアーしていますね。
口コミで触れていらっしゃる方がおられますが、確かに縁にリムが入っています。 これだけの厚みのリムが入っていれば、反らないというのも納得できますね。
鉄板の左右に中途半端な取っ手のような出っ張りが付いています。
ネジ止めが出来そうな穴まで開いており、いったいどんな風に使うのか、ちょっと想像できませんでした。
この取っ手のような出っ張りはどのように使うのか?グローブをつけて鉄板の左右を持つ時には当然役に立ちますが、本来の使われ方がきっとあるはずだと思いました。 最終的にスノーピークのカタログを見て納得できました。
もともとこの鉄板は、スノーピークの焚き火台のオプションの様です。
焚火台グリルブリッジL
ナチュラム価格3360円(税込)
●サイズ:445X445X149mm
●収納サイズ:445X445X28mm
●材質:スチール・クロームメッキ
●重量:1.7kg
炭床ProL
ナチュラム価格3780円(税込)
●サイズ:約310×310×20mm
●重量:約3.9kg
●材質:鋳鉄クリア塗装
焚火台 L
ナチュラム価格16590円(税込)
●サイズ:430x430x330mm
●収納サイズ:560x640x45mm
●材質:SUS304
●重量:5.3kg●キャリングケース付き
焚火台ベースプレートL
ナチュラム価格2520円(税込)
●サイズ:450x450x9mm
●材質:スチール
●重量:1.9kg
上記のような焚き火台のセットの上に、グリルプレート黒皮鉄板を乗せると、ピタっとはまるようです。つまり左右の取っ手は、グリルブリッジにしっかり引っ掛けるための物という事のようです。
つまりこのグリルプレート黒皮鉄板は、当然ながらスノーピークの焚き火台Lとは相性ぴったりという事です。よく考えられてますねぇ。
この取っ手のところにうっすらと snow peakの刻印が見えますね。
相変わらず、かっこいい演出ですね。
この鉄板ですが、出荷直後は防錆塗装がされているらしく、キチンと最初に空焼きする必要があります。 先日の成田ゆめ牧場では、空焼き~実践まで一通りやってきましたので、随時ブログにアップしたいと思います。
※注意:当ブログに掲載されている価格は、ブログ投稿時の価格です。実際の価格は製品ページにてご確認ください。
スノピのグリルプレート良さそうですよね 品質にこだわるスノピらしい!
自分のグリルは ユニの旧型のバーベキューグリルを使ってますので
スーパーエンボス鉄板を使ってます 確かにくっ付きにくいですね
100%じゃ有りませんが 後の手入れも楽です なんですが・・・
残念ながら火力が強いと鉄板がそります! まー炭の量次第ですがね(笑
ユニのグリルは燃焼効率が良いんで 炭を入れすぎると凄い事になっちゃて!
黒皮鉄板は使い込むと 良い味出てきますよ! ブラックポットとは違う
グレーと黒のまじわった 中華鍋や ホテルの食事で出てくる1人用の鍋の様な
あの色が自分は気に入ってますよ~!

いつもコメントありがとうございます。
炭の量と火力については、あまり考えたことがありませんでした。
そうですよね、確かに鉄板やダッチオーブンなどを炭の火力で使う場合は注意する必要がありますね。
また一つ勉強させていただきました(笑)
黒皮鉄板という素材を知るに付け、愛着がわいてきました。これから長く付き合っていくなかで、はやてさんのおっしゃるような味に期待したいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。